muffler_2 ページ2
･
教室の中に入っても、、
女子「ねぇAっ」
『ん？』
今朝と大して変わらない。
女子「それ、もしかして紫耀くんとペアルック？」
『残念だけど違うからっ！！』
何でも恋沙汰にしたがる女子が一番面倒くさい。
彼氏フラグがたつとすぐそうやって騒がしくなる。
ほんと、迷惑な話だ。
このマフラー、昨日買ったばかりだけど、、毎回皆に聞かれるのも面倒だし
何より恥ずかしい。
相手が人気者の紫耀くんなだけあって･･
周りに勘違いされて変な泥沼ごとに巻き込まれるのはもっと嫌だ。
また新しいの買い直そうかな、と。
このマフラーは休みの日限定で使おうと自分の中で決めながら手に取っていれば、、
教室の隅っこから聞こえてくる、さっきぶりのハスキーボイス。
紫「なぁ廉っこれ見て！！」
それと同時に聞こえてくるのはいつも一緒にいる廉くんの甘い声。
廉「それ、Aとお揃いやん、なに付き合い始めたん？」
特徴的な声の2人だから、隅っこにいるって言うのに恐らくクラス全員の耳に入っているだろう。
私も2人の会話に耳を傾けながら、見た目は知らないフリを装う。
･･それなのに、、
紫「ふはっ！やっぱり廉もそう思う？」
ちょっと嬉しそうにニコニコ笑顔でそんな解答･･
目の前にいた女友達と目が合う。
女子「えっ？」
『いや、ちょっほんとに違う違うッ！！』
チラッと2人の様子を伺えば
紫耀くんはなかなかそのマフラーを取ろうとしない。
廉「まぁ普通に見てそう思うよな、偶然かっ」
紫「俺とAちゃんセンス似てんのかもなぁ！！」
顔をふにゃふにゃにして、
…紫耀くんってあんな顔するんだぁ、。
クールでかっこいいイメージが強いから、
体育の授業の時なんてギャップが激し過ぎる。
それも全てがモテる理由なんだろうなぁ、って
一つ一つの彼の仕草が可愛くって、
机から彼を観察していると不覚にも廉くんと目が合ってしまった。
なんかやばい気がして、すぐさま目を逸らしたけど
廉「紫耀っ」
紫「ん？」
廉「お前の匂わせ彼女、こっち見てたで(笑)」
紫「えっ」
ものすごい視線を感じて冷や汗が背中をたどる。
完全にしくじった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3611人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yura(プロフ) - 紫耀くん可愛いすぎて胸が苦しいです🥰 (11月29日 23時) (
レス) @page44 id: 4e4aa987df (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 完結おめでとうございます〜！無事に紫耀くんとくっ付いて安心しました(；＿；)新作も楽しみにしてます！無理せず頑張ってくださいね！(*^^*) (2020年5月10日 20時) (レス) id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
チャンサキ(プロフ) - 続き待ってました〜！もやもやするところで終わって辛いッ笑、更新頑張ってください！( ´ ▽ ` ) (2020年4月17日 14時) (レス) id: 9fdd9e92a3 (このIDを非表示/違反報告)
Anzu1134(プロフ) - とってもおもしろくて切なくて大好きなお話です。 これからも更新がんばってください! (2019年10月23日 0時) (レス) id: 68bfd8b6e0 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 更新嬉しいです〜(；＿；)また最初から読み返しました！！このお話大好きです！ (2019年10月22日 19時) (レス) id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：muhe
| 作成日時：2018年12月15日 21時
