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cinderella_94 ページ46







先に家へ帰るように言われたのはいいけれど、





重く頑丈な戸を怠そうに開けて入ってきた彼に、今更何かを話しかける気力はない。






廉「…まだ起きてたん?」




『うん、』




廉「…そう」







さっきまでとは打って変わって、どこか気の抜けた表情の廉くん。





私を目の前にしても、ボーッと形にならない一点をずっと見つめてるだけだった。






不審に思いながらも一日が過ぎていく。






いつも通りの朝を迎えて、いつも通りに彼と通勤、。





だけど廉くんの様子はどこかおかしくて、それは紛れもなく昨日の出来事が原因なのは知ってるけど…





じゃぁどうしろって言うの?





今になっても明確なものが見当たらない。






探って見てもそれは答えを教えてくれず、やんわり複雑なものに変化していくだけ。






部署に内線の電話が掛かってきて、それはまた廉くんだろうと。





何度も掛けてくる彼にちょっとため息をついていたこともあったけれど、、今回は違かった。







「Aさん永瀬さんが倒れましたッ」






慌てふためく社員の声に私の心はピクリと変な反応をした。





急いで家へと帰れば廉くんの執事が部屋の前で立っていた。






『あのッ廉くんは?』





執「ベッドで横になられてますが…Aさんとしか会いたくないそうです」







今日の出来事は私が生んでしまったのだろう。





それにどう反省すればいいのか、善に似せた感情はただの偽善者を生むだけ。






『廉くん…』






布団から顔をちょこんと出した彼の顔色は真っ青だった。





見るからにぐったりした様子で、






『吐き気とかは?』




廉「分からん」






おでこに手を当てると甘えたそうな顔でこちらを見てくる。







『んー、熱はないみたいだけど…食欲は?』





廉「あんまり」





『そっか、執事さんに伝えてくるね?』







面会を拒否してちゃ看病のしようがない。






一度部屋から離れようとしたが、彼の弱った腕に掴まってそのままストンと布団に腰を持ってかれる。






廉「ええよ、そんなんせんくて。ここにおって、お願いやから」






弱々しいままに巻きついた腕はとても頼りなくて







廉「もう他の男んとこ行ったりせんよな?」





『廉くん…』






それを分かってて行ってくる彼に言葉が詰まってしまった。






廉「なぁ、約束して?」






私達はいつになったら本当の愛を掴めるのだろうか。

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設定キーワード:岸優太 , 永瀬廉 , 平野紫耀   
作品ジャンル:タレント
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さとこ(プロフ) - ほんとにmuheさんの作品大好きです!どっちと結ばれても私は幸せです笑 (5月3日 0時) (レス) id: 2096cfbafb (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる(プロフ) - 更新頑張ってください!!!早く岸くんみたいです笑 (4月26日 1時) (レス) id: 36d39b543c (このIDを非表示/違反報告)
岸担りりここ - 更新頑張ってください!続き気になりすぎてやばいです← (4月18日 17時) (レス) id: eb3522528a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いております!これからの展開どきどきです、、! (3月29日 15時) (レス) id: 2bc4477fb2 (このIDを非表示/違反報告)
いわたん - れんれんとも危うい方向に、、、頑張れ自分() (3月25日 15時) (レス) id: eb3522528a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:muhe | 作成日時:2018年11月10日 22時

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