loveharassment_23 ページ23
･
紫「俺、ずっと前からAちゃんのこと知ってた」
二人しかいないこの冷たい空気の中に、君は淡々と言葉を置いていく。
だから必死に理解しようとその言葉に耳を向けたのだが･･
紫「廉が楽しそうに喋んねん･･やから、それ聞いてるうちにAちゃんの事、勝手に好きなってもうてた」
こんなストレートに気持ちを伝えられた事なんてないからどうしたら良いのか正解を見いだせない。
まさかこの場に及んで冗談、なんて事は絶対にないだろう。
廉くんならまだしも･･･
紫「廉のことなんて考えなくていいよ」
相手は紫耀くんだからだ。
そんな目で見られると勝手に揺らいでしまう私の乙女心とやら。
自分の心臓の音に何度も疑いをかける。
これが何から出来た緊張なのか･･･
『えっと･･なんていうか、』
返しに困って必死に探す。
だけど、私が答えを出す前に、、
紫「俺が付き合ってって言ったら迷惑？」
彼の要求は分かりやすくて真っ直ぐだった。
迷惑、とか思ったことが無い。
そもそも、最近知り合ったばかりのイケメン男子と付き合う･･なんて想像すらしてないわけで
『･･ちょっと、待って』
気持ちが落ち着かなければ考えもまとまらない。
全部全部流れに飲まれて置いてけぼり状態なのだ。
こういう時、パッと迷わず返事が言えたらいいのに･･
『迷惑じゃないけど、、』
あやふやにしては自分が悩むだけなのに･･
紫「なに、？」
『ごめん、ちょっと急過ぎて分かんない』
そう伝えれば彼はそれを受け止めてくれる。
だけど、悔しそうに下唇を噛んでいて
紫「･･分かった。じゃぁ明日の放課後、返事くれへん？」
そういう君はちょっと涙目だった。
だから変に声を掛けられなくて黙ってしまう。
このモヤッとした気持ちはなんなのだろう。
廉くんに対してハッキリしなければ、紫耀くんにだって恋愛感情ときての気持ちが分からない。
そもそも、何でこんなに悩んでいるのかが分からないのだ。
なのにどこかがずっと苦しくて、、
廉くんが他の女子に囲まれてるのを見ると
やっぱりそういう人だよね、？って･･
何故か自分に言い聞かせている自分は少し強がっているのかもしれない。
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れんれん大好き小学６年生 - やばかったです。きゅんきゅんしました。心臓やばかったです。 (2019年1月13日 0時) (
レス) id: 5a9046b055 (このIDを非表示/違反報告)
彩藍(プロフ) - 面白かったです!題名とストーリーがとても合っていて…(*´`)次作も楽しみにしてます! (2018年10月9日 19時) (レス) id: 0a70532ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - 完結おめでとうございます。拗らせ過ぎてる廉くん可愛かった…私にも小中学の時にこうゆう男子がいて…好きとは言われてないけど、今思うと私の事好きだったのか？なぁんて思い出したり笑 面白かったです。 (2018年10月9日 3時) (携帯から) (レス) id: 075c6f1d28 (このIDを非表示/違反報告)
リリ - 私、むへさんの小説が大好きです！特に廉くんが好きなので、ラブハラは嬉しすぎます！これからも頑張ってください！ (2018年9月5日 20時) (レス) id: 9bfda2b59c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年9月4日 12時
