君との距離感 (ページ44)

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朝後半彰人side ページ44

7時。太陽の光で目が覚めるA。

A「…もう朝かぁー…」
抱きしめられたままの彰人の腕から抜け伸びをしながら彰人のベッドから降りる
彰人がまだ寝てることを確認し着替える

A「そーいや、二人きりだからご飯作んないとだめなのか。てか何時から出かけるかくらい言ってほしかったなー。」

と階段を降りながら独り言

リビングにつき確か東雲家はパン派だったよなーとか思いながら冷蔵庫を覗く

A「材料あるしフレンチトーストでいっかー。多分彰人起きるのもう少し後っぽそうだし。」
食パンをカットし卵液につけ冷蔵庫に戻す

いちごにオレンジも見つけたのでカットしラップをして冷蔵庫に入れる

その後はすることもなく動画見たりしていたらあっという間に1時間経っていることに気づき彰人起きてこないから起こしに部屋に行く

A「まーだねてるし…w」
彰人のそばによる

A「彰人。今日出かけるんでしょ。何時に家出るとかなーんもきいてないんですけど」
彰人はまだ夢の中で起きない

A「朝ご飯ほぼできてるんだけど…。いらないなら絵名さんにおやつにでも食べてって連絡しちゃうけど。」

彰人「…。姉貴には食わせたくねぇ…。着替えたりするから下にいろ…。」

A「絵名さんにはほんと負けたくないんだね彰人」
苦笑いしながら部屋からでるA

卵液につけておいた食パン焼くためにキッチンに戻り作業する

彰人side

Aに飯ほぼできてるから起きろと言われもう少し寝たかったと思いながらも重たい体を起こし着替えるから下にいろと促す

「そういや…時間帯言ってなかったわ…。」

そりゃ早起きしてるよなと働いてない頭をフル回転させる

「着替えも終わったし髪整えねーと…。って…は？嘘だろ。あんの…バカ」
いつもワックスを入れてる机の引き出しを開けると見覚えのない避妊具の箱。そして付箋でメモ書きが。

『奥手なあんたにこれあげる。とりま、がんば』と絵名の書いた文字と思われるメモ

「どこでこんなもん買ってんだよ！まだ早いすぎるっつーの！…流石にこれはやべーよな。」
焦りながら鍵付きの引き出しにいれ鍵をかける彰人。

A待たせてるからと急ぎながら髪セットしリビングに向かう

A「フレンチトーストたべる？」
テーブルに置かれたフルーツ付きのフレンチトーストを見て思わず

「食う。」
思わず即答で返す。

これ好みの味付けでまた食べてぇって思った

彰人side fin