君との距離感 (ページ24)

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普段と違う達成感 +彰人side ページ24

蒼空「Resonate Beatでした！ありがとうございました！」

A「ありがとうございました！」
A(どうして？いつもより達成感がすごくある。最後の曲の影響かな…。)

蒼空「姉ちゃんいつもよりすっげーよかった！！」

A「蒼空も！いつもよりのってたじゃん！」

蒼空「そりゃぁ、応援してるからねぇ～♪」(小声)

A(なんて言ったのか聞こえなかったけど上機嫌だからまぁ良しとしよう)

彰人side

最後の曲始まる前に濃い紫のパーカーを脱いで腰に巻くA

普段アウター脱いだりしねーのに。そう思いながら演奏を聞く。

この曲ってあれだよな？不老不死の主人公の恋愛感動の曲。

聞いてると杏が横から何か言ってきた

杏「これって地球最後の告白をだよね？一体誰に？これに曲名別の意味で捉えると最後の告白になるよね。」

言われてみればそうだ。でも誰に。なんの為に…。

こはね「東雲君。Aちゃんのネックレスみて」
小豆沢に言われネックレスを見る。そこにはオレンジの星型のネックレス。

冬弥「オレンジって…彰人のカラーじゃないか？」

こはね「言われてみれば！！」

杏「そうだよね。というか、A自体がネックレスつけてライブ出るときないよね！」

確かに。言われてみればそうだ。あいつは動きの無駄になるものはあまりつけたくないタイプだ。

A『片思いは察してくれないんだ』

A『いつか見た夕焼けは、あんなにきれいだったのに』

A『恋なんて呼ぶには遠回りしすぎたよ』

A『君が好きだって君が好きだったって言えたよ』

小学生の頃は夕方まで遊び手を繋いで帰路つきながら夕焼けをよく一緒に見てた。

中学にあがってからAが噛み付くような態度になりお互い噛み合わなかった。
確かに恋と呼ぶには遠回りだ。

あんな態度で片思いだ？俺も言えた側ではないがもっと素直になれよ

君が好きだって君が好きだったって言えた…俺だって8年弱片思い拗らせてんだよ。

初恋を貫き続けてんだ。

そしてオレンジの星型のネックレス。これでやっと確信した。

誰に宛ててだったのか。この会場見渡す限りオレンジは俺しかいない。

歌詞もすべて当てはまる…。

これは信じていいんだろうか。

客席戻ってきたらA連れ出して問いただそう。
顔もだが耳も熱くなる。

意識すればするほど熱がこもる

幼馴染揃って同じことするとはなw

流石腐れ縁なだけあるわ