腐れ縁 ページ2
私と彰人は幼馴染。言い方悪けりゃ腐れ縁だ。
小学1年生の時同じクラスで隣の席だった彰人と出会った
そのときはまだ普通に接することができたのにいつからだろう。
彰人「おれ、東雲彰人。よろしく！」
A「わたし、荒木A。よろしくね！あきとくん！」
こうして仲良くなって家も2軒隣でよく遊びに行ったり彰人の姉、絵名さんと話したりもしたなぁ。
今でも絵名さんとは映え巡りしたりしてるけど彰人とは学校であっても普通に話せない。
彰人はC組だからクラス別だし青柳君と話そうとすると何故か不機嫌になっている。
トレーニングのことでアドバイス聞きに来てるだけなのに。
A「青柳君。いつもどんなボイストレーニングしてるの？」
冬弥「特にこれといったことはしていない。 強いて言えば歌いたい曲を聞きながらボーカルの見本と音程合わせるくらいだ。」
A「それだけでもやっぱり変わるもんは変わるの？」
冬弥「ものによりけりだな。だが俺は高音が出ないからな。高音のトレーニングなら彰人にきいたほうがいいんじゃないか？」
A「は？なんであいつに聞かなきゃなんないの。あいつにトレーニング法聞いたとしても同じことをしたくないね！」
彰人「俺のトレーニングがなんだって？お前高音出すの下手なくせに？どうしてもって言うならトレーニング法教えてやってもいいが同じ事するのが嫌なら諦めるんだな」
A「彰人なに頭に乗ってんの。意味わかんないんだけど」
彰人「なら自分で探すんだな！」(しょうがねーな。教えてやるよってなんで素直に言えねーんだよ。)
A「そーですか。自分で探すからいいわ。こんなお調子者さんほっとこ」
彰人「お調子者じゃねーよ！！」
杏「Aー！次移動教室だから急がないとー！昼休み終わるよ！！」
A「オッケー！今行く！じゃーね！冬弥とお調子者さん」
彰人「だから！！だぁーっ！次覚えとけよ！」
冬弥「いつからあんな感じなんだ？」
彰人「中学入ってからだな。俺も最初はびっくりしたぜ。急に態度変わるんだからよ。」
冬弥「きっとちゃんとした理由があるはずだ。」
彰人「ちゃんとした理由...ねぇー。」
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作者名：きさら | 作成日時：2021年5月23日 3時
