【ロボトミ】調査対象に好かれる短編集

ホワイト同士の争い ・白夜、静かなオーケストラ ページ7

____静かなオーケストラ、白夜が脱走しました！

____鎮圧してください！

この2人は何故かほぼ同じタイミングで脱走する。仲が良いのかもしれないと一回は考えた事もあったが、全然仲良くもないのだ。

「Aさん!? 大丈夫じゃないですよね!?」

『全然大丈夫だから気にしないで……』

他の職員達が鎮圧する手を止めるのもわかる気がする。その脱走した2人はAを挟むかの様に脱走していたのだ。他の職員が近寄ったら正気では帰って来れないだろう。

「……いいや、私が先でしたよね？」

「ふん、我が明らかにはやかった。……な、A？」

『うーん、どっちも同じじゃなかった？』

「「いやそんな訳！」」

どうやら「どっちが先にAとの予定を入れた」のかについて喧嘩している様だ。ほぼ同じタイミングで脱走して、脱走した理由がどっちも話しかけたかったから。

「……喧嘩はやめてもらっても？」

「「あなた/お前は関係ないだろう/ですよね？」」

(強めのWHITEとPALEダメージ)

「あぁあああああぁぁぁぁあ」

「あっ、パニックだ」

他の職員が止めに入ったが2人の威圧感と攻撃によりパニックになってしまった。が、Aは全然被害を受けていない。

『職員さんがパニックになっちゃった！』

ここで、Aは思い付く。ここで職員がパニックになった事で怒ると終わるのでは……

『……あーあ、パニックにさせたなんてなぁ？』

「「A/さん？」」

この時2人に後悔がはしる。Aを怒らせてしまった。今すぐ謝りたい。そんな気持ちで口を開く。

『なーんてね！』

「……驚かせないでくれないか？」

「ほんとに驚きましたよ」

作戦は成功した。が、まだ喧嘩は続く。

『謝った方だけにキスしてあげるけど？』

『まぁ、冗談……』

「「すみません！/……すまん」」

冗談で言ったつもりが本気になってしまった。すぐに謝ってこちらに向かってくる事を予想して逃げようとするが、もう掴まれていた。

「……さっきのって本気ですよね？」

「まさか逃げようとでもしたのか？」

『あ……』

この後どうなったのかは恥ずかしくて言えませんでした。



__________
結局キスはしました。お返しも来ました。
(ホワイトデーが近いので真っ白な2人に出てもらいました！)

紳士な鳥 ・審判鳥→←遅めなバレンタイン ・銀河の子

今日のアブノマ

夢見る流れ

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