守るべきもの ・とある3匹 ページ23
森を守っていた時は怪物なんて居なかった。自身が怪物だった事をたった1匹しか察せなかった。その1匹はそんな事を言えないままここに辿り着いてしまった。
ここでは誰を守るべきなんだろう。他の仲間も考えた。その話し合いが今、終わろうとしていた……
『今日は仲間も一緒に居るんだね』
「……キュ!」
「……グ」
「……バサバサ」
『罰鳥は頭が大好きだね……』
いつもの3匹で集まっている所をAは通る。罰鳥がこちらに来て頭の定位置に座った。
「……フスッ! (良いだろ〜!)」
「……(独り占めしちゃダメだよ!)」
『急にどうしたの?』
罰鳥が頭の上に座ると大鳥が少し暴れだした。罰鳥だけAと触れ合えて嫉妬した様に見える。
『……ちゃんと大鳥も撫でるからね』
嫉妬した様に見えたので一応撫でてみた。落ち着いたので多分予想は当たっていた。
「……フスッ!」
「……!」
審判鳥が何かを大鳥に伝えるとすぐに反応した。2匹はAの手を繋いで歩き始めた。
『……なんだか家族みたい』
こんなもふもふの生き物達に囲まれて暮らすなんて最高だろう。……相手に危害はあるかもしれないが。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
『これ……入るの?』
目的地は謎のゲートだった。赤い何かがぐるぐると渦巻いていて不気味だ。
……ドスッ
Aは押され、ゲートに入ってしまった。続いて鳥達も入って行った。
入ってからすぐに謎の叫び声が聞こえてきた。……それは職員だった。Aの視界が広く、高い。下を見ると謎の生き物の上に乗っている事が分かる。
『……鳥達は?』
_______僕はここだよ!
_______A〜!
_______僕達が守るべきものはAだって決めたんだ
Aの頭の中から声が聞こえる。多分、この声はさっきの鳥達だ。よく見ると大鳥の目の様な物がたくさんあり、罰鳥に似た赤い裂け目も、審判鳥の顔もある。
『喋った……?』
_______力を合わせたら出来る様になったんだ!
『へ、へぇ……』
それを聞くと腕の様な何かがAを掴み床におろす。たくさんの腕がAを守る様にして囲まれた。
______あの森では守れなかった。だからこそAを守りたい!
守るべきものを見つけた鳥達は力を合わせて守る事にしたのでした。
________
脳内に伝えてくる系好きだなぁ……
雪のコレクション ・雪の女王、レティシア→←2人だけの音 ・静かなオーケストラ
今日のアブノマ
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ヤラ(プロフ) - 静オケ確かに紳士っぽい!(二重の意味で)そう言うば掻っ攫ったエネルギーどうするんだろ…? (4月6日 23時) (レス) @page22 id: 1eee7b043d (このIDを非表示/違反報告)
ヤラ(プロフ) - 赤ずきんさん…アリガタヤー…アリガタヤー…じゃ…この拘束具解いてください…赤ずきんさん!(?) (4月5日 11時) (レス) @page21 id: 1eee7b043d (このIDを非表示/違反報告)
かおり(プロフ) - ヤラさん» お、凸ってきますね!(心に余裕が出てきたんですけど……) (4月3日 11時) (レス) id: c77d3c6553 (このIDを非表示/違反報告)
ヤラ(プロフ) - ナカーマ(今は愛知に住んでます)!!白夜か罪善さん行ってみ!精神回復するで!(?) (4月3日 11時) (レス) @page20 id: 1eee7b043d (このIDを非表示/違反報告)
ヤラ(プロフ) - …!!!(ひらめくな)罪善さんと白夜のあれ(懺悔)が聞こえるのでは⁈(?) (4月1日 13時) (レス) @page18 id: 1eee7b043d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かおり | 作成日時:2024年3月9日 21時