▼77話▲ ページ33
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後ろのドアからは、不機嫌そうな顔をした甲斐(?)さんが入ってきた…。
柊「今日も!俺の授業を始める…。
礼!」
さっきの真面目な顔をした時とは全く違い、甲斐(?)さんとは真逆のご機嫌な甲高い声が教室内に響いた…。
柊「いや〜、少し遅れて悪かったな。
さて!今日もどんどん課題をこなしてもらおうか!
皆んな心の準備はいいか?」
柊「まずは、里見の証言を思い出してみよう…。
里見が言っていたのは、“フェイク動画の元を撮ったのは俺だが、あんな風に動画を作った訳ではない。”
そして“宇佐美の鞄にDVDを入れたのも俺じゃない。”と言っていた…。」
柊「つまり、里見に動画を撮らせた生徒がいるって事だ…。」
逢「…“その犯人を探せ”って事ですか。」
柊「ピーンポーン!!!」
柊先生と顔を合わせないようにしていた私だが、話はちゃんと聞いていた…。
「先生、それが分かったら私達は自由になれるんですか…。」
柊「…そいつが“全ての元凶”ならなぁ…。」
雪『…?』
雪『(“全ての…元凶…?”)』
何か引っかかる言い方をした柊先生の方を見ると、
丁度先生と目が合った…。
雪『!!;;』((ビクっ
柊「…。」
さっきの事もあるので、柊先生と目が合った私は
肩を震わせた。
…まぁ、すぐに逸らしたんですけれども…。(汗)←
柊「……さぁ、我こそはと思う人!!
手あげて!!!」
私を一瞬見た後、先生は片手を上げて叫んだ。
「だから、名乗り出るわけねぇだろ…」
「俺だよ。」
すると、思わぬ方向から声があがった…。
雪『…え……』
手をあげていたのは、さっき私を先生から助けようとしてくれていた甲斐(?)さんだった…。
甲(?)「俺が里見に動画を撮らせた。」
「お、おい甲斐!いくらなんでもそんな嘘…」
甲(?)「嘘じゃねえよ。
…里見が景山にフラれたって聞いて、話を持ちかけた。」
雪『…っ…!!!;;』
宇「じゃあアンタが私の鞄にDVD入れたの!?;;」
「マジかよ…。」
甲(?)「お前が景山を恨んでいたのは知ってたからな。」
「じゃあ、今までのは全部芝居だったのかよ!!
おい!!!」
甲(?)「騙される方が悪いんだよ」
仲が良かった人は、甲斐(?)さんの話を聞いて摑みかかろうとしたが、その前にいた別の人に止められていた…。
甲斐(?)さんは、その光景を見て嘲笑っていた…。
甲(?)「もういいだろ。俺達を此処から出せ」
柊「動画を加工したのは誰だ?」
甲(?)「…俺に決まってんだろ。」
柊「あれはかなり精巧に作られている、“素人には
無理”だ。」
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外の雪パネェ…
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柊&雪(作者)← - 沙月様 胃腸炎辛いっす…でも、頑張って根性で治します!!(滝汗)← (2019年2月12日 19時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者)← - レイ様 いぶゆき…自分で勝手に考えたのに結構いいな…。(←)更新頑張りますー!! (2019年2月12日 19時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者)← - masakataにゃんこ様 はい!!更新頑張ります!! (2019年2月12日 19時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者)← - きてぃー様 更新遅くてすみません…。頑張って話を展開させていくので、楽しみにまってて下さい!! (2019年2月12日 19時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者)← - コ、コメントがこんなに沢山っ!!!ありがとうございます!!!胃腸炎、早く治せるように頑張ります…。(汗) (2019年2月12日 18時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2019年1月23日 1時