Second Alice

17(回想) ページ17

『んーと……えーと……あった！』





『〜〜♪〜〜♪』





気がつけば、小さな手には綺麗な花がたくさんになっていた。





『ん〜っとー、あっそうだ』





私はさっき摘んだ花を置き、妹の分も作れるように、と、もう少し花を摘み始めた。





ｻﾞｻﾞｻﾞｯ





『…？』





ｻﾞｻﾞｻﾞｯ





『…だれ…？』





ﾋﾟｮｺﾝｯ





『…ウサギ…さん…』





ｻﾞｻﾞｻﾞｯ





白ウサギ｢大変だ遅れるo(ﾟдﾟo≡oﾟдﾟ)o｣





白ウサギ｢いけないっ、女王様への花束を何処かで落としてきたな…｣





白ウサギ｢ｷｮﾛｷｮﾛ
おや、こんなところにあった！｣





ｻｯ





『あっ、それ私の摘んだお花…！』





ﾁｯﾁｯﾁｯﾁｯﾁｯ





白ウサギ｢大変だ本当に遅れるぞ急がないと！｣





ｻﾞｻﾞｻﾞｯ





『まっ、まってウサギさん！
私のお花返してよ！』





…





『行っちゃった…
追いかけなきゃ！』





『ウサギさーーん！まってー！』





そうして私は、間違えて私の花を持っていってしまった謎のウサギを追いかけた





『…あれ…？』





『この中に入っちゃったのかなあー？？』





私は木の下にあった穴の中を覗いて見た





『ウサギさーーん！いるのーー？？』





……





『ウサギさーーん！』





ｽﾞﾙｯ





『きゃあーーーーーー！！！』





奥を覗こうと、声を届かせようと、乗り込んで覗いたあまり、私はそのままバランスを崩して穴の中に落ちてしまった

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