―抜毛症― ―N×S― (ページ1)

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■―０１― ページ1

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常に人の上に立っていないと

意味がない

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２番じゃダメ

１番じゃないと、何も意味はない

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だから俺は常にトップに立ってる

いつもいつも人の上に立って

尊敬の目で見られ、周囲からチヤホヤされて生きてきた

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いつも目立つ存在で生きてきた自分

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「櫻井、今回もよくがんばったな

また満点だぞ」

翔「ありがとうございます」

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教室のあちこちから

「すごーい」「さすが…」という声が聞こえてくる

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今日はテストの答案が返ってくる日

結果はもちろん、また満点。クラスで、いや

学年でトップ。まぁ…当たり前だけど

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雅「翔ちゃん…すごいなぁ

何でいつもそんな良い点取ってるの？羨ましいよ」

と、俺の前の席の

友人、相葉雅紀がすっごい羨ましそうな顔をしていた

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翔「別に、すごくないし

…これくらい、当然の事だし………」

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そして俺、櫻井翔。高校二年生

自分で言うのもアレだけど、出来る子。即ち優等生だ

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「本当に櫻井くんってすごいよなぁ…」

「絵に描いたような優等生だもんね」

「マジ尊敬するなぁ………」

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クラスの奴らの、憧れの眼差し

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翔(この感じ…。マジ最高………)

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チヤホヤされるのは気持ちが良い

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みんなから

尊敬され、憧れの眼差しで見られる

マジ最高………。すっごい愉快だなぁ………

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人の上に立つというのは、本当に気持ち良いといつも思う

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