恋の話-3- ページ38
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A「ん、これうま」
廉「美味しいやろ、しかも自画自賛」
A「もーうるさいな〜」
バイトで疲れていつもなら動かないAがご飯を作り始めるのは珍しいことで
有難くソファでご飯ができるのを待てた。
心の準備、もあるしな
A「れーん、シャワー借りるね〜」
廉「おん」
皿洗いしてどうにか落ち着かせている
色々巡らせる想いは今日でどうにかなるだろうか
シャワーあがりのAはたまに髪を乾かさずに来るから
火照った頬に濡れた髪、潤った瞳が毎回のようにズキュンと効果音がつくように心臓に刺さる...
ほら、今日は乾かさずにあがってきた
動け、自分。
廉「なぁ、話、あんねんけど」
A「んー？なに？」
タオルで雑に髪を拭きながら聞こうとするAと目が合う
廉「.....俺、Aのこと好きや」
A「.....？私も、廉のこと好きだよ？」
廉「ちゃう」
タオルで拭いていた腕を掴んで
Aを俺の胸に飛び込めさせた。
抱きしめるなんて初めてで胸の鼓動はきっと聞こえてる...
廉「俺の好きは、こっちの好きや」
A「服、濡れちゃ...！」
廉「Aは俺の事、どう思ってん？」
A「......どう、って」
しばらくすると、ぎゅっと俺の背中に華奢な腕が回った。
A「こういう、好き...かな」
上目遣いでいたずらに笑う
君は本当に優しくて、狡いね。
廉「からかってへんよな？」
A「なんならキスしてあげよっか？」
冗談っぽく言うところはやっぱり君で。
そんなん絶対俺からやしとムキになるがキスなんてまだ先のことだ。
臆病なのは、やっぱり変わらない。
抱きしめた腕がゆっくり離れるとまだ少しぽかぽかしてるA
廉「髪乾かしてきて」
A「えー…見たいテレビあるから早く上がってきたのに」
廉「ええから、いったいった！」
A「もー」
疲れきった恋心が
愛に変わるその瞬間を。
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のんのん - めちゃめちゃ面白かったです！廉くん好きなので嬉しかったです。いつでも続き書いてもいいです笑結婚式とか見てみたいなぁ (2019年7月21日 8時) (
レス) id: fc09f0e23e (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - めっちゃこのお話好きです！！sumikaのまいったっていう曲と合いすぎて勝手にすごい好きです！完結まで頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2019年6月16日 16時) (レス) id: f5c8033c34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ながばし
| 作成日時：2019年5月6日 19時
