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今日に限って重く感じる扉。
取っ手に手をかけたところで腕を掴まれる。
「だああ！！ だから、無理すんなって！」
「してない」
「してるだろ･･･! 俺がわからないとでも思ってんのかよ!!」
その言葉に何かが切れる音がした。
「はあ？ 何それ、心配してくれてるのはありがたいけどさ。･･････気持ち悪い」
「なっ･･･。おま、クソっ。勝手にしろ!!」
そのまま後者の方へと向かう森山。
言いすぎたかなと思ったけど、いつもの事だ。関係ないよね。
「おっクロくん。さっき森山って子とすれちがったんだけどさぁ。どうしたのアレ？」
「別に。僕が悪いんですよ」
「ふ〜ん。じゃあ今日は部活休んで、仲直りしてくれば？」
「はっ？」
「部長兼監督命令な」
後ろを向けばまこ先輩。
「なっ、僕は別に･･･！」
「お前の性格からして友達できるわけねぇって思ってたけど出来たんだろ？ なら大切にしろ。下手したら最初で最後かもしれねぇだろ？
あと、病人がいたら邪魔なだけだ。さっさっと帰れ」
なんかひどい事言ったよね？言ったよね。
「はあ、分かりました。ちゃんと謝りますって･･････ありがと」
それだけ言い残して僕は森山の元へ向かう。
「て言っても、追いつけるわけないよね･･･」
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作者名：琉月*:ﾟ | 作成日時：2017年9月7日 23時
