花宮の後輩が霧崎第一に来たようです (ページ34)

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「･･･クロくん。･･･くろくん起きて！｣

ゆさゆさと揺すりながら起こすけど、起きる気配が全くないんだけど･･･。

「花宮～黒くんが起きないんだけど」

「はあ、起きなかったお前が悪いからな」

そう言って花宮はスマホを取り出し電話を始める。しばらく見つめてると通話相手と暫くやり取りをしたあと(すごい嫌そうな顔で)クロくんの耳にスマホを当てる。

「･･･！！ユリ！？お前、電話してくんなよな！！･･････は？まこ先輩から？そういうこと･･････はいはい、じゃあね」

通話相手とやり取りをしたあとクロくんは花宮を睨む。

「言っておくが、起きなかったお前が悪いぞ」

「へ～、だからってユリに電話する必要あるの？」

長々と続きそうなで俺はその場からそっと離れた。
バスから降りると山崎が近寄ってくる。

「黒宮と、花宮はどーした？」

「あー二人なら長くなりそうだから置いてきた。しばらくすればこっち来るでしょ？」

俺たちは二人を待つことにした。