first loveー18 ページ18
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ヒ「Aが学校というナアバリを略奪してトップに立とうって言うんだ、私達もその手伝いをしたのさ」
私と貴志は驚きのあまり目を見開いて目を合わせた。
夏「ちょっと待てヒノエ。どう言うことだ」
まさか貴志と話していたことが現実になったんじゃないよね……
ヒノエの言葉から嫌な事しか想像つかなかった。
ヒ「これを作りに行ってたのさ」
ヒノエの手から差し出されたのはふろしきに包まれた長方形の長細い箱。
貴「え…作りに言ってたって？これを？」
ヒ「そうだよ、綺麗に着飾る大会なんだろ？それには大事なものだとおもってね。ほら開けてみなよ」
ヒノエに促されてまだ混乱状態の頭で言われるがままふろしきを開けてみた。
ふろしきの中には木の箱があってそれを開けると……
貴「え……なに、これ…」
ヒ「どうだい、気に入ったかい？」
チョビ「A様に絶対似合うであります」
私の目に映っている光景がなかなか信じられない。だって……
貴「綺麗な…着物」
薄いピンクや金色の生地に本物のように綺麗な花が散りばめられていた。
貴「これを…ヒノエ達が作ったの？」
ヒ「私達は作ってないよ。妖怪にいるんだよ、こいうのを得意としているのが」
夏「お前たち…」
私も貴志も驚きのあまり言葉が出てこない。
ヒ「なんだい、もっと喜んでくれると思ったんだけどね、嬉しくなかったかい？」
違う…嬉しくないわけがない
ただビックリして言葉が出なくてヒノエ達の優しさが身に染みて言葉じゃ表せられなかった。
すると私の目から熱いものが溢れ出す。
貴「ありがとう…みんな…本当にありがとう…」
ヒ「あらあら、なに泣いているんだよ。いつのも強気なAは何処に行ったんだい」
貴「だって…だって…私の為にここまでしてくれるなんて…嬉しすぎるよ」
ヒノエ達はみんなで目を合わせてやれやれっと言った顔で笑った。
やっぱり私は妖怪が大好きだ
こんなにも優しくて誰かの為に動いてくれる優しい心の持ち主。
私はとても幸せものだよ…
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白猫 - この作品大好きです。これからも頑張ってください！楽しみにしています。 (2019年9月30日 17時) (
レス) id: fe959518f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - アルパカ☆★さん» コメントありがとうございます(^^)更新また長い間があいてしまいましたが、これからまた頑張って更新していきます！ (2016年1月16日 22時) (レス) id: 98fecfe214 (このIDを非表示/違反報告)
アルパカ☆★ - 皆が優しいすぎて涙が出てきました…いいなぁ〜私もこんなに優しい友達が欲しいな〜そして…更新頑張ってください!! (2015年12月28日 19時) (レス) id: 9b97ccc60c (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ルーンさん» 有難うございます(^^)続きも徐々に更新していきますので宜しくお願いします(^^) (2015年9月4日 7時) (レス) id: 98fecfe214 (このIDを非表示/違反報告)
ルーン(プロフ) - とっても面白いです！続きも楽しみにしてます！！ (2015年9月2日 23時) (レス) id: 65529574aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい | 作成日時：2015年1月22日 16時
