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談話室には人気はなく、そのまま外に出る。
ハーマイオニーはクラムと約束してダームストラングの船に行かなければならないので、早く出たのだ。
「じゃあ、ユリ」
「うん。楽しんで」
押さえていた正面玄関の樫の扉を離し、その脇の壁を背に寄りかかる。
ユリには今夜のパートナーがいなかった。
ボーバトンやダームストラングの生徒は、当然ユリに対して恐怖に近い警戒心を抱き続けているからだ。
ホグワーツの生徒はこのかわいい女の子がハリーか、そうでなければロンと踊ると思い込んでいるから、ユリを誘わなかった。
別にユリ自身はそのことを気にしていない。
誘えるならスネイプを誘っていたが、どういう観点から見ても無理なので結局ユリは一人だった。
やはり気にかかるのは、ロンとハーマイオニーのことだけだ。
やがて8時が近くなり、玄関ホールに人が集まり始める。
すでに腕を組んで歩いている者がいれば、相手を探して人混みをかき分けている者もいた。
ユリはしばらくそれをぼうっと眺めていたが、それをさらにまたある二人が見ていた。
「言ったろ」
「クソ……」
フレッドがジョージの手のひらにシックル銀貨を叩きつける。
そうして、ジョージは大股でユリに近づいた。
「お嬢さん。このウィーズリーいちのハンサムボーイと踊りませんか」
「私はチャーリーのが好きだけど、よろこんで」
「こりゃ手厳しいぜ」
聞けば、双子はどれだけ遅くパートナーを作ることができるかで勝負をしていたらしい。
パートナーが出来なければ負け。
フレッドは先週アンジェリーナを誘ったそうだ。
パーティ直前にしてあっさり決まったパートナー・ジョージとホールの真ん中へ進み出る。
途端、ホール中は急に輝きを放ったこの女の子に釘付けになった。
人間離れした色彩に、一見地味な黒のエンパイアラインのドレスは雪肌によく映え、プリンセスの眩さを引き立てる。
瞳はクリスマスの装飾にも負けずキラキラと光を放った。
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あまね(プロフ) - いっぱいちゅき！ (2023年2月12日 23時) (
レス) @page46 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ダイアナ(プロフ) - 不死鳥の騎士団編がみたいだけなのにTwitter運営さんはそれを許してくれないようですかなし (2023年2月12日 14時) (レス) id: 29bd455e8b (このIDを非表示/違反報告)
ダイアナ(プロフ) - みや。さん» ま、また凍結されてますね、、、ついてないですね、、、🥺 (2023年2月12日 14時) (レス) @page46 id: 29bd455e8b (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - みやさんの不死鳥の騎士団見たいですね(๑•̀ㅁ•́ฅ✨ (2023年2月11日 19時) (レス) @page46 id: b396ddc2bf (このIDを非表示/違反報告)
みや。(プロフ) - ダイアナさん» 一週間が経ってしまったので、移行しました。よろしくお願いします🙌 (2023年2月10日 13時) (レス) @page46 id: f8ad011ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや。 | 作成日時：2022年9月21日 19時
