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折れ目を伸ばして羊皮紙をリータ・スキーターの方へ向ける。
そこには、「ホグワーツ『魔法薬学』教授、セブルス・スネイプ。彼は、一人の女生徒に並み以上の感情を抱いているという。その女生徒というのは、ユリ・グリンデルバルド。かの悪の大魔法使い、ゲラート・グリンデルバルドの曽孫である……」云々と書かれていた。
他にも、「スリザリン寮監とグリフィンドール寮生、禁断の恋」だの「月曜日の放課後、二人は誰もいない城の地下で密会」(まあこれは間違ってはいない)だのと格好のネタが書きなぐられており、スネイプはこめかみに青筋を浮かせた。
怒りとともに言葉をひねり出そうとしたところ、それを遮ったのは、ユリの声だった。
「私のこと、好き勝手書くのはまだいいけどさ。スネイプ先生は関係ないんだから、巻き込まないでくださいよ」
「ッ……」
「人はおもちゃじゃないんだよ。片っぽの都合だけで相手の人生どうにかしていいわけないでしょ」
「……、……」
「それじゃあんた、グリンデルバルドとかヴォルデモートと、やってること同じだよ」
睨むでもない、静かなホワイトブルーに見据えられたリータ・スキーターは、悲鳴ともとれる微かな息の音を残して足早に去った。
ふ、と息を吐いたユリは、手元に残った羊皮紙一巻きを掲げて、これどうしよう、と困り顔でスネイプを見やる。
彼もまた、微妙な顔でユリを見ていた。
困り顔とも取れる。
やがて二人は、こっそりスネイプの研究室に引っ込んだ。
「インタビューメモ」は結局、その部屋の暖炉の燃料になった。
もうすっかり、肌寒い頃だ。
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あまね(プロフ) - いっぱいちゅき！ (2023年2月12日 23時) (
レス) @page46 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ダイアナ(プロフ) - 不死鳥の騎士団編がみたいだけなのにTwitter運営さんはそれを許してくれないようですかなし (2023年2月12日 14時) (レス) id: 29bd455e8b (このIDを非表示/違反報告)
ダイアナ(プロフ) - みや。さん» ま、また凍結されてますね、、、ついてないですね、、、🥺 (2023年2月12日 14時) (レス) @page46 id: 29bd455e8b (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - みやさんの不死鳥の騎士団見たいですね(๑•̀ㅁ•́ฅ✨ (2023年2月11日 19時) (レス) @page46 id: b396ddc2bf (このIDを非表示/違反報告)
みや。(プロフ) - ダイアナさん» 一週間が経ってしまったので、移行しました。よろしくお願いします🙌 (2023年2月10日 13時) (レス) @page46 id: f8ad011ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや。 | 作成日時：2022年9月21日 19時
