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「この人がダンブルドアなんだ！」
ハリーが声を上げたのは、三人が夢中になって昼食を食らっている時だった。
このころにはロンの怯えもすっかり抜け、にこにこ笑うユリにもてあますように笑っている。
ハリーが蛙チョコレートをたくさん買ったので、それを開封したところ、ふろくのカードを見て上げた声である。
彼は暫く黙って裏の説明を読み、そして弾けるようにぱっとそれをユリの方へ向けた。
「君の名前だ！」
「……ん、ホントだ」
ユリはサンドイッチを飲み込んでから言った。
このサンドイッチはロンの母親が作ったというもので、ロンの忠告したようにぱさぱさだったがユリはすっかりコンビーフを気に入って頬張っていたのだった。
ハリーからカードを受け取ってまじまじと眺める。
「ダンブルドア、凄い人なんだね。じいちゃんとは大違いだ」
「君、グリンデ……ひいおじいさんに会ったことがあるの？」
「ウン。何故かとうさん……育ててくれてる人がツテを持っててね。マホウショウ？の監視付きで半年に一回」
言って、サンドイッチの残りを口に放り込む。
カードをハリーに返すと、彼はカードを見つめて、そして顔をあげた。
「ねえ、さっきから思ってたけど、グリンデルバルドってなんなんだい。有名な人？」
「君、ホントに何にも知らないんだな！そうさ、グリンデルバルドは史上最悪の闇の……」
そこで、ロンが言葉を切った。
伺うようにユリの方を見る。
当のユリは、蛙チョコの包みを勝手に開けてカードそっちのけにチョコレートをかじっているところだった。
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にはろ(プロフ) - 理緒さん» ご意見ありがとうございます！修正しました。今後ユリという名前に関する記述が少し出てくるかと思いますが、無視していただければ大丈夫です。 (2022年4月19日 21時) (
レス) id: f8ad011ce4 (このIDを非表示/違反報告)
理緒(プロフ) - 名前ってユリになってるんですがリノを使いたいのですが変えれませんか？ (2022年4月19日 10時) (レス) id: 946438c0c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや。 | 作成日時：2022年1月24日 13時
