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翌朝目を覚ますと、ベッドの足元に置かれたプレゼントの山が目に入った。
ハグリッドから、ハーマイオニーから、ヨーゼフから…そしてなぜかロンのお母さんから。
「ママがグリンデルバルドがどうってうるさいから、いいヤツだって言ってやったんだ。友達だって。でも……あーあ、まさか君にもそれを贈るなんて」
ユリはウィーズリーおばさんからの包みを一番にあけた。
すると、真っ赤な色のセーターとホームメイドのファッジが出てきた。
ユリは喜んでそれを頭から被る。
何より、ロンが自分のことを「友達」だと胸を張って言ってくれたのが本当に嬉しかった。
ユリはロンに礼を言って、ハグリッドとハーマイオニーのプレゼントを開ける。
ハグリッドからは荒削りなカラス…多分、ジョン・ドゥだ…の彫刻、ハーマイオニーからは糖蜜パイの大きな箱だ。
ヨーゼフの包みの中には、フェンディのベージュのショールと、手紙が二つ入っていた。
『ユリへ
君とこの冬を過ごせないこと、残念でならないよ。
もうすっかり寒い季節だ。
風邪をひかないように、暖かくして過ごしてほしいのでショールを贈ります。
ユリが、いつだって頑張っているのを知っている。
無理はしないで、元気に帰ってきてほしい。
顔を見られるのを楽しみにしているよ。
愛をこめて
父より』
『ユリ
メリークリスマス
愛をこめて、牢獄より』
ヨーゼフは手紙に決してクリスマスを祝う文を書かず、ただユリを案じているのが伝わった。
もうひとつの手紙には差出人の名前が無かったが、不器用な、けれど愛のこもった短い文からおじいちゃんのものだとすぐにわかった。
ユリは幸せににまにま笑う。
この愛こそが、彼女がこんなにいいこに育った理由だった。
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にはろ(プロフ) - 理緒さん» ご意見ありがとうございます！修正しました。今後ユリという名前に関する記述が少し出てくるかと思いますが、無視していただければ大丈夫です。 (2022年4月19日 21時) (
レス) id: f8ad011ce4 (このIDを非表示/違反報告)
理緒(プロフ) - 名前ってユリになってるんですがリノを使いたいのですが変えれませんか？ (2022年4月19日 10時) (レス) id: 946438c0c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや。 | 作成日時：2022年1月24日 13時
