僕は君を心で愛す inar -2- (ページ6)

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大貴side

午前中晴れてたのに…

濡れて帰るしかねぇな…

授業が終わり、下校時間になった

だけど外は土砂降り

普段から天気予報なんて見ない俺は
朝晴れてたから傘なんて持ってなかった

ましてや、折り畳み傘なんて持ってない

大｢どうしよ…。｣

明日も学校あるし、濡れて帰る訳にはいかない

.

慧｢大ちゃん…？｣

大｢あ、伊野ちゃん…。｣

傘を持った伊野ちゃんが話しかけてきた

昼休みのことがあるからちょっと気まずい

慧｢もしかして傘忘れたの？｣

大｢ぅ、うん…だって朝晴れてたから…。｣

やっぱり伊野ちゃんの顔、まともに見れない…

会話してるだけでもどきどきする…

慧｢はい、問題です！｣

大｢へ、問題…？｣

急になんで？笑

慧｢大ちゃんは傘を忘れました、
外は土砂降りです…さてこの時、どうしますか？｣

大｢ぇ、えぇ…笑｣

どうしますか…？笑

慧｢1、びしょ濡れになって帰る…
2、俺と一緒に帰る…さぁ、どっち？｣

そんなの…

大｢伊野ちゃんと一緒に帰るに決まってるし…///｣

慧｢大正解～！そんな大ちゃんには
伊野尾特製オムライスをごちそうします！｣

大｢ほ、ほんとに！？｣

伊野ちゃんのオムライス美味しいから嬉しい

そして何より伊野ちゃんと
一緒にいれることが嬉しい…