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大貴side
父「大貴、本当によかったのか…?」
運転席に座る父さんがミラー越しに見て言った
多分、何も言わずに転校したことだろう
大「うん、あんまり
いい友達とかいなかったから…。」
嘘
俺は伊野ちゃんを忘れたくて逃げたんだ
連絡先も全て消した
父さんが転校の話を持ちかけてきたのは
丁度いいタイミングだった
これから父さんと一緒に住めるんだし、
伊野ちゃんと山田のことも見なくて済む
だったら転校するに決まってるでしょ?
父「早いかもしれないけど
今日から3日後に学校行くことになってる。」
3日後…
大「ううん、大丈夫だよ。」
俺は窓の外を見て言った
車の窓に写った俺は泣きそうな顔をしていた
なんで…?
大「っ、ぅ…。」
伊野ちゃんともう会えないのが悲しかった
でも俺があの学校にいたら2人の邪魔になるし、
2人が話しているところも見たくない…
会いたい…
俺のこと好きじゃないなら、
嫌いって言って突き放して欲しかった
じゃなきゃ俺、諦めきれないよ…
ねぇ、伊野ちゃん…
俺の転校を知って悲しかった?
…それとも嬉しかった?
伊野ちゃんのこと忘れるって言ったのに
こんなにも伊野ちゃんのこと考えてる俺は馬鹿だ…
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やぶありLOVE(プロフ) - 更新お願いします! (2019年10月2日 7時) (レス) id: 08447510d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴーたん | 作成日時:2018年2月4日 20時