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慧side









大「だめだよ、先輩…グスッ、
山田と、付き合ってるんでしょ…。」









大ちゃんは震える手で俺の胸を押した









大ちゃんは俺の胸を押したけど
俺は大ちゃんを離すつもりはなかった









こんなにも震えてる大ちゃん、置いて行けない









.









慧「手首、冷やそ…?」









俺は不意に大ちゃんの手首が目に入った









大「ぇ、大丈夫です…。」









慧「だめ、跡になるから。」









俺は大ちゃんを正面から
抱っこして保健室の椅子に座らせた









大「ねぇ、先輩…。」









俺が氷水を用意していると
大ちゃんが話しかけてきた









慧「ん、何…?」









伊野ちゃんって呼んでくれないのは
悲しかったけど一応、返事した









.









.









.









大「山田と、付き合ってるって本当なの…?」









慧「え…。」









大ちゃんは俯いていて表情が分からなかった









まさか、大ちゃんに
そんなこと聞かれると思ってなかった









慧「………。」









本当は嘘って言いたい









だけど、あの画像が
ばら撒かれて傷つくのは大ちゃんだ









俺は袋に入れた氷水を持って
大ちゃんの手首に当てた









大「ん、先輩…?」









慧「…本当だよ。」









大「っ…ぁ、そっか…。」









俺の言葉を聞いて大ちゃんの目は揺らいだ









こんな方法でしか大ちゃんを守れない俺を許して…









それからはチャイムが鳴るまで2人とも話さなかった

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やぶありLOVE(プロフ) - 更新お願いします! (2019年10月2日 7時) (レス) id: 08447510d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴーたん | 作成日時:2018年2月4日 20時

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