19 北山side ページ19
こんな雰囲気にしたい訳じゃない。
話すことちゃんと話して、きちんと謝って、いつも通り二人で笑い合いたいだけだ。
結局、お互いに見た場面を勘違いしてただけだ。
｢私もいつもなら、そうだよねって言えてたと思う｣
｢なんだよ、信じてくんないの？｣
｢信じたいよ。
…だから、説明してくれる？コレのこと。みっくんのこと信じられるように｣
Aはカバンから、ピアスを一個取り出して俺に見せた。
｢ピアス？何コレ？｣
｢部屋のベッドの下に落ちてたよ。
コレ、吉川さんのでしょ？大倉さんの結婚式の写メに写ってたのと同じだと思うけど｣
…最悪だ。
そんなの全然気づかなかった。
ちゃんと自分から話そうと思ってたのに…
｢それは誤解なんだよっ｣
俺は、あの日の夜にあったことを全部話した。
Aは表情を変えることなく、黙って俺の話を聞いてた。
｢今日まで黙っててゴメン。
でも、ホントに今日言おうと思ってたんだよ。何もなくても、やっぱりちゃんと話して謝った方がいいと思ったから。だからニカにも葵ちゃんに黙っててくれって頼んでた｣
｢そうなんだ…｣
｢ただ、ホントにあの時の吉川具合悪そうでさ。…追い返せなかったんだよ｣
｢ふーん…。
吉川さんこそ、みっくんのことまだ好きなんだろうね。あんな手作りチョコくれるぐらいだし？｣
｢だからもうそんなじゃねえって。アイツは俺らのこと応援してくれてるって言ったじゃん。
お前が喜ぶんじゃないかって、お前の好きそうな店とか色々教えてくれたりするし…｣
｢何？好きそうな店って｣
…あ、ヤバ。
葵ちゃんに言わない方がいいって言われてたんだった。
"他の女が、ましてや自分の彼氏のこと好きだった人のおすすめなんて…聞いたらブルーになるだけですよ"
つい言っちゃったよ…
｢いつも吉川さんのおすすめのお店に連れてってくれたってこと？｣
｢いや…そういう店もあったなって｣
｢そうやって、私のこと色々相談してるんだ？
吉川さんとは前からそういう話する間柄って言ってたもんね｣
｢相談っていうか…世間話の感覚で話すだけだよ。ホントに吉川とは何も無いから、信じてほしい｣
この言葉に嘘はない。
俺が好きなのはAだけ。
別れるなんて考えられない。
｢私たち…ちょっと距離置かない？｣
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由貴(プロフ) - こんばんは凄く良いですね!!続きが気になります!! (2015年6月24日 0時) (
レス) id: bf39404b50 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - アクビさん、お久し振りです。ひとまず仲直り★といったところでしょうか…。今後、また何かが起きる予感？！ですが、よろしければご覧くださいね。 (2015年6月22日 14時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
アクビ(プロフ) - みっくんと藤澤さん仲直りしてくれてよかったあ。何気にめっちゃ心配してました(^_^;) (2015年6月21日 22時) (レス) id: 955e42d8a3 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 光香子さん、いつもご覧頂いてるようで、ありがとうございます。私もラブラブなシーンを書きたいと思ってるんですが…笑。引き続きよろしくお願いします。 (2015年6月1日 0時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - まなたろさん、みっくんを応援してあげてください笑！今後ともよろしくお願いします笑…★ (2015年6月1日 0時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ | 作成日時：2015年5月26日 22時
