24 ページ24
「いよいよ夏が来たって感じですよね〜!」
宮っちが隣で汗を拭きながら言う。
「もうそんなに汗かいてんの〜笑?相変わらず大変だね」
「ハハハ。そう言えば今度の夏祭り、結局小泉さんは行かないんですよね?」
「うん、もう臨月になるしやめとくって」
「じゃあその代わり、今日は盛り上がっちゃいますね〜」
来週から小泉さんは産休に入るので、今日はお疲れ様会をやる。
ちなみに、毎年7月末に行われる市民まつりには、毎年みんなで参加してたけど、今年は小泉さんは不参加になった。
「私は今日一次会で帰るね」
「ええ〜!何でですか?」
「明日ちょっと早いからね〜。小泉さんにも言ってあるし」
「玉も今日は来れないし…なんか寂しいっすね」
「玉森くんが居ないからって、暗いのはやめてよ?」
「分かってますって!主役は小泉さんですからね〜!」
明日は北山さん、二階堂くん、葵の四人でテーマパークに行くことになってる。
二階堂くんが取引先からチケットを4枚もらったそうで、それを聞いた北山さんが、私が行きたいと言っていたのを覚えててくれて私と葵を誘ってくれた。
「藤澤は、明日ダブルデートだもんね〜笑」
向かいに座ってる小泉さんが言った。
「アハハっ、そうですね笑。ダブルデートなんて、高校生以来かも」
「えっ?!そうなんですか?!姐さん、いつの間に彼氏出来たんですか?!」
宮っちが驚いた顔で私を見た。
「彼氏じゃないよ。チケットもらったからって、誘われたの。でも久しぶりに行くから楽しみだな〜」
それから宮っちに、初めて北山さんのことを
話した。
だいたいのことを話終えると、宮っちは神妙な顔つきで、
「その人…なんか普段から遊んでそうな感じっすよね?
姐さん、好きなんですか?」
「ん〜別にそういうんじゃないけど、まあ一緒に居て楽しい人って感じかな」
「そうですか…」
宮っちは何か考え込むような表情で呟いた。
「何よ?」
「あ、いや、何でもないです。
てか、姐さんって俺にはそういう話、あんまり教えてくれませんよね〜!前の時もそうだったし」
「宮田に話したってねぇ〜笑」
小泉さんが笑いながら言うと、
「ちょっと、どういう意味ですか〜?!」
宮っちがいつもの感じで突っ込んでいた。
516人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みぃ(プロフ) - ありがとうございます。コメント遅くなりスミマセン。今後もよろしくお願いします★ (2015年4月12日 19時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
玉ヶ谷由貴(プロフ) - 格好いいですにゃん!!みっくん♪ (2015年4月3日 21時) (レス) id: 08fed4a8fe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みぃ | 作成日時:2015年3月28日 23時