21 玉森side ページ22
｢キャバ嬢だからとか関係なく、好きになってて…。まずは友達からってことで、どうかな？｣
俺は二人から少し距離を取って、やり取りを聞いていた。
そしてマサトの告白を聞いて、サヤカさんはゆっくりと深呼吸してから口を開いた。
｢マサトくん…ゴメンね。
私、付き合ってる人が居るの。その人とずっと一緒に居たいと思ってる。
その気持ちは、これからも変わらないから｣
｢そっか…｣
｢今まで…ありがとね｣
｢いや、俺の方こそ…｣
マサトはそう言うと、サヤカさんをハグした。
｢マサトくん？｣
｢サヤカちゃん…、お幸せに｣
｢ありがとう…｣
俺は下を向いて二人のやり取りを聞いていた。
そしてふと顔を上げると、こちらをじっと見ている男と目が合った。
ん？
あれって…
｢北山さん？！｣
俺は思わず声を上げた。
すると隣の二人もそっちに気付いて、サヤカさんはマサトから離れると、｢たかし…｣と呼んだ。
最初はサヤカさんのお客さんか知り合いかと思ったけど…
…違う。
この雰囲気、きっとこの人がサヤカさんの彼氏なんだ。
北山さんが空気変えようとしてるけど、三人は黙ったまま。
どうしよ…気まず過ぎる。
俺はなんとなくいたたまれくなって、辺りをキョロキョロしていた。
すると、向こう側に唖然とした表情でこっちを見ているAさんが居た。
｢えっAさん！？｣
俺はまたしても声を上げた。
てか、こんなことってあんの？笑
・
｢なんかすごい偶然でビックリした〜｣
｢裕太知り合いなの？さっきの人達と｣
俺は、帰り道、Aさんや北山さんのこと、葵さんとこの前偶然会ったことをマサトに話した。
｢じゃーあの人がお前の好きな人だったんだ？確かにキレイな人だったな〜もっとよく見とけばよかった｣
｢見なくていいよ。…それより、大丈夫？｣
｢あぁ…なんかスッキリしたよ、あれだけハッキリ言われたら。
でも、まさか彼氏が来ちゃうとはね〜。俺の出る幕なんて無かったな｣
力なく笑って言うマサトだけど、どこか吹っ切れたようにも見える。
｢葵ちゃんって言うんだな〜。なんか"サヤカちゃん"より、"葵ちゃん"の方がしっくり来る気がするよ｣
｢そりゃ本名だもん。笑｣
そんなことを言いながら、俺たちは駅に向かった。
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泣き虫 - 北山君に抱き締められたいし、 男前だしイケメンだし、かっこいいし彼氏にしたいです。(^ .^)y-~~~ (2019年8月24日 8時) (携帯から) (
レス) id: 63b7d0fc4e (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - アクビさん、いつもありがとうございます★主人公とみっくん、ようやく落ち着いたようです笑。他の男子達はどう動くのか…そろそろラストに向けて更新頑張らせて頂きます。 (2015年9月23日 22時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
アクビ(プロフ) - みぃさんこんばんわ！更新ありがとうございます。みっくんがエロ可愛くて思わずコメントしてしまいました(=^ェ^=)藤澤さんは基本的にツンだけど、ふたりがラブラブで嬉しいです(笑)しかし他の男子たちの動きも気になる今日この頃です。 続きも楽しみにしています。 (2015年9月22日 20時) (レス) id: 955e42d8a3 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - アクビさん、ありがとうございます。主人公は小説ならではの、モテ女子です笑。今後もお付き合い頂けると嬉しいです★ (2015年8月24日 22時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 由貴さん、いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします★ (2015年8月24日 22時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ | 作成日時：2015年8月24日 19時
