18 北山side ページ19
｢お前マジで行くの？｣
｢はい、たぶん今日が最後の出勤日だと思うんで｣
｢ハッ、なんだかんだ言って場所も予定も覚えてんじゃん｣
｢仕事用のスマホ見つけた時に、たまたま画面に出てたんですよ！店からのメールみたいなのが｣
｢あっそ〜。んで、源氏名は？｣
｢…サヤカです｣
｢サヤカちゃんね。店ではどんな感じなんだろな〜葵ちゃんって｣
｢…ミツさん、楽しんでません？｣
さっきまで取引先の人との食事だった。
結構いい時間だし俺は帰ろうかと思ってたけど、今居る場所が葵ちゃんの働いてるキャバクラに近いらしく、ニカがそこに行こうと言い出した。
やっぱりなんだかんだ言って、気になってんだな〜店での葵ちゃんのこと。
でもこの辺って言ったら、接待で何回か使ったことあるし、もしかしたら葵ちゃんトコに行ってた可能性かもな。
｢たぶん、この辺だと思うんですけど…｣
ニカはスマホを見ながらキョロキョロしてる。
俺はその横からスマホを覗きこんで、スクロールする。
｢外観どんなの？…へー、結構良さそうだな。女の子も可愛いじゃん｣
｢あっ…｣
｢見つけたか？｣
スマホから顔を上げると、視線の先に葵ちゃんらしきキャバ嬢と男が二人、ビルの前に立っていた。
｢あれ…葵さんですよね？｣
ニカはその場で立ったまま呟いた。
｢…みたいだな。でもやっぱスタイルいいから、ああいう服も似合ってんな〜｣
｢そういう問題じゃない｣
ん？
葵ちゃんと何か話してる爽やかイケメンと、もう一人の背が高い男…
あれって玉森くんじゃね？
そんなことを思いながら３人を見ていたら、突然、爽やかイケメンが葵ちゃんにハグした。
すると、俺とニカの視線に気付いたのか、玉森くんらしき男が｢あっ｣という表情でこっちに気付いた。
それに続いてあとの二人もこちらを見る。
｢高嗣っ？！北山さんも…｣
葵ちゃんは驚いたような顔でこちらを見て、爽やかイケメンからパッと離れた。
｢高嗣…どうして…｣
無言のまま呆然としてるニカを押し出すようにして、俺は三人に近づいて行く。
｢いや〜可愛いねサヤカちゃん！その服もよく似合ってるよ？
てか、やっぱり玉森くんじゃん〜！こんなとこで会うなんて偶然過ぎじゃね？｣
｢北山さん…俺もビックリですよ｣
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泣き虫 - 北山君に抱き締められたいし、 男前だしイケメンだし、かっこいいし彼氏にしたいです。(^ .^)y-~~~ (2019年8月24日 8時) (携帯から) (
レス) id: 63b7d0fc4e (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - アクビさん、いつもありがとうございます★主人公とみっくん、ようやく落ち着いたようです笑。他の男子達はどう動くのか…そろそろラストに向けて更新頑張らせて頂きます。 (2015年9月23日 22時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
アクビ(プロフ) - みぃさんこんばんわ！更新ありがとうございます。みっくんがエロ可愛くて思わずコメントしてしまいました(=^ェ^=)藤澤さんは基本的にツンだけど、ふたりがラブラブで嬉しいです(笑)しかし他の男子たちの動きも気になる今日この頃です。 続きも楽しみにしています。 (2015年9月22日 20時) (レス) id: 955e42d8a3 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - アクビさん、ありがとうございます。主人公は小説ならではの、モテ女子です笑。今後もお付き合い頂けると嬉しいです★ (2015年8月24日 22時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 由貴さん、いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします★ (2015年8月24日 22時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ | 作成日時：2015年8月24日 19時
