第二十九話 ページ32
星牙side
前回のあらすじ。
・女装させられる。
・一日そのままでOK。
・森の中へ逃走
あれ、最後は今の状況じゃね？
どうもこんにちは現装備がゴスロリという多分俺にとってこの世で一番役に立たない装備だと思うキャラ的にピンチ的ななんやかんやな状態です。解せぬ。
しかも武器など装備していない俺はまさにジャングルに放り込まれた子羊ちゃんな俺なんですが。今の姿を見られないためにも俺は森の奥へと逃げる。
狩人のじいやに追いかけられ♪
森の奥へと逃げる♪
的な感じじゃなく。
恥ずかしさで森に飛び出し♪
森の奥へと逃げる♪
なのである。今サン〇ラを思い出した奴正直に手を挙げなさい。怒らないから。そんなに茶番はさておき、俺はとりあえず誰にも見つからないであろう森の奥の花畑へと向かう。まあ、陸なんで人魚達には追いかけられないであろうがな。
目的の場所につくとそこにはまるで白雪のような純白の花が咲き誇っていた。そこに俺は座り込み息を整えた。周りを囲むように川があり、まるで水晶が液体化した化のように透明に透き通っている。木々から射し込む日差しは純白の花弁で反射され、花弁はまるで輝きを放つ花珠のようだ。
ネバーランドにはこんなにも美しい景色があったんだな…。その場の美しい光景に心を奪われた。ここは俺だけの秘密の場所にしよう。と独占欲が疼いた。
ネバーランドは猛獣、インディアン、そして海賊が住まう危険度の高い島。常に何処かで血が溢れかえっている血生臭いこの孤島。その場にも自然で溢れかえっているからこそのこの情景が生まれる。猛獣がいる代わりにここの森を荒らすものは少ない。
大体の自然は人間の手で汚されている。公害、討伐、人類の繁栄にて減らされていく森林。こう考えると何故か悲しくなってきた。8000年の間で自然の森は4分の３減らされた。
…ニャル様が人間が愚かで愛しいと言うのが今なら理解できると思う。何故こんなことを考えてしまったのかは何故か分からないもしかしたらこの美しい光景に心を打たれたせいかもしれない。
そろそろ夕方ごろかも知れない。その場から立ち上がると「動くな」と声が聞こえた。バカな…確かに人の気配はしなかった。俺はそっと後ろを振り向くと、そこにはよぉく知っている姿がいた。
「なあ、そこの御嬢さん。此処が何処だか知っていますか？」
「あ、貴方は？」
思わず俺は声音を変えて返事をした。何故ここにいるんだ。ジェイムズ・フック…！
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viola.(プロフ) - 白狐仮面2号さん» 勿論です！(￣^￣)ゞ (2017年12月20日 16時) (
レス) id: ddc75e0171 (このIDを非表示/違反報告)
白狐仮面2号(プロフ) - コメントありがとうございます！！これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2017年12月19日 18時) (レス) id: c42bd651b7 (このIDを非表示/違反報告)
viola.(プロフ) - 主もフック船長が…というかヴィランズの魅力に目覚めて好きになりました！…あ、話がそれました。面白いです！これから頑張ってください！応援してます！ (2017年12月17日 22時) (レス) id: ddc75e0171 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白狐仮面2号 | 作成日時：2017年7月12日 21時
