第二十七話 ページ30
星牙side
どうもこんにちはピーターこと星牙です。フックの襲撃を受けつつあの事件から一ヶ月経った。そして今…
「…」
『な、何だよ…。』
俺は今ティンクに睨まれています。何故睨むんだティンクよ…。
「ねぇ、ピーター。私ピーターの女の子の姿見たいんだけど」
『は、はぁ…』
俺は断然として思わず声を出す。女の子の姿ってもしかして俺が女の格好してるところを見たいってこと？
「だーかーらー！私はピーターがスカートとか着てるとこ見てみたいの！」
『えぇー』
まあ、予想はしてたけどさ…この姿になってから俺は一度も女らしい服を着たことがない。ほとんど短パンにTシャツにツナギにいつもの黒い服。なるほど…
『めんどくさい』
「えぇ！絶対に似合うわよ！」
『別に服とかあんまし興味ないからな…』
そうやって返すとティンクがとある行動に出た。
「こうなったら…人魚達にも手伝ってもらうわ！」
『えっ！？』
今人魚って言わなかった！？あの人たちまで出てきたら俺勝ち目ないよ！
そう、何故俺が人魚を苦手意識しているかと言うと俺は人魚の入り江に行くと必ず人魚達がキスやらしてくるからだ。どうやら俺は人魚に凄くモテるらしい。
「早速人魚達にも協力を願うわ！少し入り江に行ってくる！」
『ちょ、ま、待って！』
そう、叫ぶがティンクはもう入り江の方へと消えていった。
『や、やばくなってきたぞ…』
あいつらの事だから変なもん着せられるに決まってる…。
俺はすぐに逃げようとしたが…
「何処に行くの？」とティンクに肩を捕まれた。バカな…速すぎる…！
「行くわよピーター！」と強引に
引っ張られる。『待って心の準備が！』となんとか行くのを阻止しようとするが問答無用とそのまま人魚の入り江に連行された。
おのれ、妖精の粉…。
軽く数分すると人魚の入り江に着いた。俺は多分神話生物に出くわしたような顔をしていると思う。いや、待てよ。人魚ってよく考えれば魚人みたいなもんじゃん。
もしかしたらSANチェック入るんちゃう？
なんで前来たときにその事に気付かなかったんだろう…。
「きゃーっ！ピーターが来たわよ！」
「早く準備して！」
「ピーターには何が似合うかしら？」
「相変わらず可愛いわねぇ」
あぁ、人魚達の黄色い声が聞こえてくるぜ。しかも皆美人。この状況じゃなかったら嬉しいんだけどね…。腹をくくるか…。
俺はとりあえず人魚の元へと歩いていくのであった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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狼と七ひきの子やぎ
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viola.(プロフ) - 白狐仮面2号さん» 勿論です！(￣^￣)ゞ (2017年12月20日 16時) (
レス) id: ddc75e0171 (このIDを非表示/違反報告)
白狐仮面2号(プロフ) - コメントありがとうございます！！これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2017年12月19日 18時) (レス) id: c42bd651b7 (このIDを非表示/違反報告)
viola.(プロフ) - 主もフック船長が…というかヴィランズの魅力に目覚めて好きになりました！…あ、話がそれました。面白いです！これから頑張ってください！応援してます！ (2017年12月17日 22時) (レス) id: ddc75e0171 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白狐仮面2号 | 作成日時：2017年7月12日 21時
