第79話 【Shining one】 ページ30
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次はShining oneを披露する…とその前に廊下にいたルイとタイキを見つけ、抱きつく。
ルイ「なんかAくん変わりましたね」
『うん。変わったよ…久しぶり二人とも』
タイキ「久しぶりです!頑張ってくださいね、Aくん」
『っ…うんうん』
二人を見て話していると、何か胸がしめつけられて泣きそうになる
シュント「Aそろそろ離さないと二人が潰れちゃうよー」
『あぁ、ごめんごめん』
シュントにそう言われ慌てて二人と距離を取ると、テンくんに肩を叩かれた
テン「A頑張れ」
『はいっ!頑張ります』
笑顔で皆に魅せれるように、とステージへと歩き出した。
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日高「…さてここらが本当に最後の最後のステージ。チームShiningとチームOneに分かれて、
でチームShiningの方が一人多いけれどそれでも最高のパフォーマンスが出来ると思ってるし、
僕は【Shining one】という曲を君達がパフォーマンスすることによってその曲に出会った人達に
煌めきや奇跡を世界中に巻き起こしてくれるんじゃないかな、と本気で感じているし、信じています…よろしくお願いします!」
「『よろしくお願いします!』」
始める前に皆とチーム関係なく抱きしめあう。
レオ「A」
『ありがとレオくん』
レオ「ん?何が?」
そう言いながら肩を叩きあう。今日も私はぴかぴか笑顔のレオくんを見て元気をもらってるとリュウヘイがやってきた。
リュウヘイ「A…」
『大丈夫だよリュウヘイ』
リュウヘイ「うん。ありがと」
リュウヘイの肩を叩きながら前を見る。
ついに始まってしまう。私たちの最後の舞台が
毎度のことながらステージへの意気込みを話す
日高「…じゃあ次A」
『はい。ここに立つまでに色々な経験もしたし、壁にぶつかることあったし、学ぶことも沢山あったけれど、
その中で自分が今出せる最高のパフォーマンスと自分にしか出せない踊りを歌を、全力で出して楽しみたいと思います』
笑顔で日高さんを見ながら、この本番の前に日高さんに見せたとき言われた課題を思い出す。
客観的に自分を見つめた上で、表情の管理をするべき、と言われた。
ただでさえ難しいダンスに歌を歌う。一瞬でも疲れた顔なんて出しちゃダメで。けど、張りつめた表情でも駄目。余裕があるように見せる。
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作者名:蓮井さん | 作成日時:2022年1月15日 19時