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第47話 ページ47

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 ダンス練習が終わり、その日の午後はボイストレーニングが始まった。


 先生は、佐藤涼子先生。通称りょんりょん先生。ずっと教えてくださってた蟻先生の師匠の方らしかった


 佐藤先生「いい?この曲は俺についてこい!って感じの男っぽさだけじゃなくて、セクシーな感じの女の子っぽさも出してほしいの」


 その流れから、何故か日高さんとにらみ合いをすることになった。


 目と眉毛を変えて豊かな表現力を作っていく行程らしい。



 最初はシュントの番。日高さんとえ、?顔近くない?!え?


 佐藤先生にチューしちゃう、なんていじられた後が問題よ…



 『ハァ…シュントあざといなぁ』



 いやいや萌え袖でそのほっぺに手を当てる感じはほぼ…いや8割女子だって!もう




 佐藤先生「じゃあー次、A!…Aは、怒ったことある?ちゃんと」



 『いや…ちゃんと怒ったことはない、ですね…喧嘩もしたことないし』



 佐藤先生「…まぁやってみよ!もし出来ないな〜って時は心の中で散々言いたいこと言ってから顔をつくった方がいいかもしれないね」



 佐藤先生の言葉をちゃんとかみ砕きながら、考える。笑わずに前にいる日高さんを見た。



 いやずっと心の底で文句を言いたい相手…両親を思い浮かべる



 何で中学の頃から日本へ帰ってきてくれないの?もう私なんかより仕事が大事なの?寂しいよ



 そんなずっと言いたくてでもきっとこれからも言えない思いを怒りに変えて、日高さんを見る



 『ハァ…』



 佐藤先生「いい!パチン」



 拍手の音で我にかえる。



 佐藤先生「いいね!Aー!その顔は超良い!社長もビックリしたんじゃない?」




 日高「うん。まじで今、目だけで何かやられるかと思った」




 佐藤先生「うん。ビーム出そうだったよ笑じゃあ次はセクシーな顔」



 『セクシー…?』



 日高「頑張れ頑張れ」



 この社長は…私が女って知ってるからもう、何かちょっと笑ってるもん



 『フゥー…』



 余裕を見せるような目で態度で、でもどこか可愛いげのある、私とは真逆の…例えば学校で1番モテてる女子みたいな



 佐藤先生「Aいいわね!え、Aが1番上手かもね!これは…セクシーさは少なかったけど可愛さはあったよ!」




 『可愛いさあってもなぁ…』




 日高さんが少し笑いをこらえてるような顔をしている。ほんっとこの社長は…笑




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蓮井さん(プロフ) - ぽぽぽさん» 間違っていて本当に申し訳ないです…そして教えてくださって本当にありがとうございました!これからもよろしくお願いします (2022年2月2日 21時) (レス) id: 00bd9fb4d6 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽぽ - 細かいとは思うのですが…SKY-HIがSKY-HYになってるところあります。楽しませてもらってます。これからも頑張ってください (2022年2月2日 20時) (レス) @page2 id: 2afc9bf18b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蓮井さん | 作成日時:2022年1月1日 5時

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