私、BE:FIRSTのメンバーになりました

第30話　合宿審査7日目&8日目 ページ30

.


　今、ショウタくんの部屋に行き、本番に向けての確認と、皆の個性の出し方や、



　一人突っ走っちゃう癖があるタイキを元にその焦りをショウタくんとシュントが指摘しながらももっとよくなるように話した。



　それに一番私たちのダンスをみて言われる感想が、



　「子供と大人が仲良くダンスしてるみたい」



　だった。それを本番までにその差を無くすのが課題だ。




　ショウタ「あのね、年齢が13歳の二人が頑張ってるのって超事実なの。超すごいの。

　多分俺が13歳の時出来ないことをやってるの。

　だってお母さんいないところで7日間も生活してんだよ？すごいことなんだから」



　ショウタくんの言葉が一つずつ心に染みていく



　ショウタ「だから締めるところは締めつつ、でも楽しむことは忘れないで。

　リーダーとしてはこの6人で次の審査に行きたいから」




　タイキとルイは必死にうんうんと頷いている。


　本番まで皆に必死に食らいついていかないと。

.
.
　
　8日目。この日はシュントが全体を見ながら細かいところまでダンスの確認と振りの精度をあげていく。

　少しずつ焦らずに周りを見れるようになったタイキ。

　〜♪〜♪


　タイキ「レイちゃん、ここ脚もう少しこっちに」



　レイ「あ、そうだったごめんありがとう」



　レイちゃんもルイくんに目線の外しかたを教えてもらってるのを聞きながら、自分も心配だったのでショウタくんに聞いてみる



　『あの俺にも何かありますか？その、足りないとことか…』



　ショウタ「うーんAは何だろう…表情も良い感じだし。
　あ、低音を出すとき少し無理してる？そんなに気にならないところだけど、でももし完璧を求めるんだったら、シュントに低音の事とか聞いてみたら良いと思う」


　『わかりました！』



　ショウタ「でも笑顔と決めるときの顔のメリハリもあるしそれこそ目線も上手だから大丈夫だよ！」



　ﾎﾟﾝｯと頭を撫でてくれるショウタくん。低音が少し苦手になってきてるの気づかれてたか…


　高音は全然出るし、レイちゃんより多分出ると思う。けれどここには高音出せる人の方が割合的に多いから低音を出していたけれど……やっぱキツいものはキツくて。

　本番までにはちゃんとやらないと。

.
.

　さっきまで日高さんのオンラインライブを皆で見ていた。鳥肌が立つくらい本当にすごくてかっこよくて再度明日頑張ろうと思えた。





　.

第31話　合宿審査9日目→←第29話　合宿審査6日目&中間発表

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す