第11話 ページ11
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〜♪
『ハァハァ…』
礼王「一応サビ合わせて一番までは出来たね!」
保都「じゃあ一旦休憩!」
礼王「まじですごいよ!リザードンになりかけてるから!」
朝陽「ハハッ笑」
礼王「ほんとに進化早いから大丈夫だよ!」
朝陽「ありがとうございます!」
『…フゥ…』
ようやくサビ前まで進んだ。水を少し飲みすぐ動きを再確認する。
左右には朝陽くんと、樹音くんがいる。
歌、ダンスともに未経験者の朝陽くんは迷惑をかけているという後ろめたさからちょっと猫背ぎみで、自信なさげな感じがある。
朝陽くんには、礼王くんがつきっきりでダンスを教えてる。
それも影響するのか、彼は教えられたことを一つも取りこぼさないように水のみ以外の休憩を一回もせずに繰り返し踊っている。
樹音くんと私は、礼王くんが朝陽くんのサポートに回ってる間、二人で振り確認などをしていた。
『…休憩しなくて大丈夫なんですか?樹音くんは』
樹音「僕?うん大丈夫。ありがとねA」
『そう、ですか。でも水は飲まないと足つっちゃいますよ。俺もさっき足つったばっかなんですよね笑』
樹音「そうだったの?…じゃあ飲もうかな」
本当にさっきのは痛かった…ちゃんと準備運動したはずなんだけどなぁ、と思いながら足を回してたらリーダーから水ちゃんと飲んでる?の一言。
止めの一撃みたいな感じ。
樹音くんは空気感がすごい。なんか話しているとフワッとしてるのに踊ると切れ味がすごいハサミみたいな。
樹音「A一緒に最初から通さない?」
『はい!俺もやりたいです!』
樹音「じゃあやろっか……ワンーツースリーはい!」
あぁ楽しい。
本当にここで過ごしていると自分が女だって忘れちゃうくらい。
むしろ私は男なんじゃないかって錯覚するほど。
でももしバレたらこのちょっとずつ出来た信頼関係?も無くなってしまうのではないかと思うと辛くなってくる
樹音「お、いけたんじゃない?」
『いけ、ましたね……いけました!』
樹音「やったね〜イェイ」
樹音くんが手をあげる。これは所謂ハイタッチ?こういうのはノリが大事だ…
『いぇい!』
パチン
『結構痛いですね…』
樹音「ね…笑」
礼王「じゃあ皆で一旦さっきのとこから通そー」
そんな礼王くんの掛け声で樹音くんと目を合わせ皆の元へ向かった
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蓮井さん(プロフ) - ぽぽぽさん» 間違っていて本当に申し訳ないです…そして教えてくださって本当にありがとうございました!これからもよろしくお願いします (2022年2月2日 21時) (レス) id: 00bd9fb4d6 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽぽ - 細かいとは思うのですが…SKY-HIがSKY-HYになってるところあります。楽しませてもらってます。これからも頑張ってください (2022年2月2日 20時) (レス) @page2 id: 2afc9bf18b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蓮井さん | 作成日時:2022年1月1日 5時