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次の日目が覚めれば、隣には父の姿があった。
学校も休みだしと起き上がれば、1階へと降りて朝食を作る。
今日はご飯と鮭と卵焼きとちょっとした野菜といった、簡単な和食メニューだ。

風春「伊吹?」
瞳「風春さんおはよう。そろそろ朝食出来るよ。」
風春「ああ。ありがとう。今日はなに?」
瞳「風春さんが好きな和食作ってみたの。今日会社は?」
風春「・・・休みだよ。今日は伊吹とずっと一緒に入れる。」
瞳「最近忙しかったものね。さ、出来た。」

朝食を作って、机の上に並べる。
それからいただきますといってから、食べ始めるのだった。



瞳「・・・ねぇ、風春さん。」
朝食をとってから、父が皿を洗う。そんな父にそう声をかけた。
父はというと、水を止めて私の近くへと寄ってくる。

瞳「・・・海常のあの試合、覚えてる?」
そんな私の言葉に父は少し考えるように眉を寄せ、それから小さく頷いた。

瞳「・・・森山君達は、この前私を家に届けてくれた子達でしょ?
だから、だからね、少しでも助けたいって思うの。」
風春「・・・・。」
瞳「あそこはゲンちゃんが監督でしょ?ゲンちゃんにも恩返しできるチャンスだし。
私達、高校時代、ゲンちゃん達に大分迷惑をかけたしね。」
風春「・・・なぁ、伊吹。」

父に話しかけられたために、肩がはねる。それから口をつぐんだ。
何を言われるのだろうか。何をされるのだろうか。それが怖い。
けど、後悔はしていなかった。

風春「・・・・。何でもないよ。
さ、じゃあ可愛い嫁と、俺たちの可愛い後輩のために一肌脱ごうか。」

ニコリと父は笑うと、私の頭をポンとたたいた。
それから、机の上に置いてあったパソコンを開くとカタカタと手を動かす。
仕事が溜まっているのか、たくさんのふせんがついていて、少し邪魔そうだ。
そんな状態なのに頼んでもよかったのだろうか。

とりあえずお茶を入れるためにキッチンへと立つ。
キッチンから見た父は、輝いているような気がして、
この人もバスケ馬鹿だったと呟いたのだった。

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設定タグ:黒バス , 森山由孝   
作品ジャンル:アニメ
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花蓮(プロフ) - shinox2さん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます!更新は遅いのですが、これからもよろしくお願いします!! (2018年4月3日 13時) (レス) id: 00d63b8144 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます!! (2018年4月2日 23時) (レス) id: c23d485c4b (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - カタミさん» ありがとうございます!これで良いのかなと思いながら書いているので、森山さんをカッコいいと言ってくださるのはとても嬉しいです。更新は遅くなってしまうのですが、頑張ります!! (2017年9月28日 21時) (レス) id: 00d63b8144 (このIDを非表示/違反報告)
カタミ(プロフ) - 初コメ失礼します!とっても面白いです!!森山先輩カッコいい……!!更新、楽しみにしてます!!頑張って下さい!! (2017年9月17日 21時) (レス) id: ebc33a095d (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - モナカさん» ありがとうございます!遅い更新で本当に申し訳がないです。出来る限り頑張ります! (2017年5月14日 2時) (レス) id: 00d63b8144 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蓮 | 作成日時:2017年3月19日 23時

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