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瞳「ありがとうございました。」
森山母「いいのいいの。また来てね。由孝だけじゃなくて、私も楽しみにしてる。」
瞳「・・・はい。」

玄関まで出てきてくれた森山君のお母さんにお辞儀をする。
彼女はそんな私を見ると、朗らかに笑って見せた。

森山「ごめんね。送ってあげれなくて。」
瞳「別に大丈夫よ。そこまで子供じゃないわ。
森山君はさっさと治してまた学校で会いましょう。笠松君たちが心配してた。」
森山「咲夜ちゃんは心配してくれた?。」
瞳「・・・・。さぁ、どうかしらね。」

いつものように笑えば、森山君はにこやかに笑った。
その顔は先ほどまでの弱弱しい感じじゃなくてホッとする。

それからは森山家と別れて帰路に着くのだった。



少し歩けば、後ろからプーッと車の音が鳴った。
後ろを振り返れば、随分と見慣れた車がそこにはあった。
それを何となしに見ていると、運転席からその人は顔を覗かせた。

結馬「瞳。俺はもう少し待ってろって言ったはずなんだけどな?」
瞳「そんなに急がなくてもよかったのに。」
結馬「森山君が教えてくれたんだよ。家を出たって。
本当は送りたかったけど、俺は動けないから行ってあげてほしいって。」
瞳「・・・・。」
黙り込んだまま結馬さんの車に乗り込む。
結馬さんはそれ以上何もいわなかった。その空間に少しホッとする。

瞳「・・・・。森山君ね、バスケ心の底からすきなんだって。」
結馬「・・・・。」
瞳「何とかしたいって思うのは、やりすぎかな。」
結馬「・・・・。」
瞳「それでもね、何とかしたいって思っちゃうんだよねぇ・・・。」

自分の顔を手で覆う。結馬さんは結局何もいわなかった。
ただただ静かに私の話を聞くだけ。

何時の間にか車は私の家へと到着するのだった。

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設定タグ:黒バス , 森山由孝   
作品ジャンル:アニメ
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花蓮(プロフ) - shinox2さん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます!更新は遅いのですが、これからもよろしくお願いします!! (2018年4月3日 13時) (レス) id: 00d63b8144 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます!! (2018年4月2日 23時) (レス) id: c23d485c4b (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - カタミさん» ありがとうございます!これで良いのかなと思いながら書いているので、森山さんをカッコいいと言ってくださるのはとても嬉しいです。更新は遅くなってしまうのですが、頑張ります!! (2017年9月28日 21時) (レス) id: 00d63b8144 (このIDを非表示/違反報告)
カタミ(プロフ) - 初コメ失礼します!とっても面白いです!!森山先輩カッコいい……!!更新、楽しみにしてます!!頑張って下さい!! (2017年9月17日 21時) (レス) id: ebc33a095d (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - モナカさん» ありがとうございます!遅い更新で本当に申し訳がないです。出来る限り頑張ります! (2017年5月14日 2時) (レス) id: 00d63b8144 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蓮 | 作成日時:2017年3月19日 23時

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