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91*結馬side ページ3

今日は宿直じゃないし、今日の勤務ももう少しで終わるし、
帰る前に瞳達の家へ行って様子を見て、ビールを買って帰るかと、
デスクに座りながらルンルンと考えていると、机の上の携帯が鳴った。

慌ててそこを見ると、そこにあったのは、『森山君』という文字。
嫌な予感がしてすぐにそのメールを開けば、そこには今の瞳の状態と、
保健室へと送ったということ。それから迎えに来てほしいという内容だった。
それから数分後に学校の保健室から連絡が入ってくる。

普段なら無理をしてでも帰り遊びに行くのだろうが、どうらや森山君には弱いらしい。
それか、それを断れないほどに具合が良くないのだろう。

まだ迎えにいけないため遅くなると言えば、保健室の先生は了承してくれた。
それにホッとする。夜勤じゃないだけでも幸いだ。
それからは仕事をさっさと済ませて、学校へと向かうのだった。



瞳の状態は思ったより酷く、内心驚きつつも彼女を迎える。
気を失うように眠る彼女をとりあえずおんぶすれば、腰から酷い音が鳴った。
心配する保健室の先生に挨拶をしてから車まで歩いていく。
年のせいとか運動不足のせいだとか色々有るだろうが認めたくない。俺はまだ若い。

置く場所がなくて、遠い場所に車を置いてしまったことに溜息をつく。
そこらじゅうから部活の音が聞こえれば、懐かしさに顔が緩むのがわかった。
懐かしく感じながら歩いていけば、首に回していた瞳の腕に力が入る。

結馬「瞳?」
瞳「結馬、さん・・・?」
熱で朦朧としているのか、瞳は呟くようにそう言い放った。
それに声をかけようとすれば、俺の首に顔を押し付けられたのがわかり、首をかしげる。

結馬「大丈夫か?辛いようなら体制をかえ、」
瞳「結馬さん、どうしよう。私、失うことが怖い。みんなが、いなくなるのは、
離れられるのは、いや。どうしよう。嫌われなきゃいけないのに。」

そして言われたことに、俺は一時フリーズするしかないのだった。

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設定タグ:黒バス , 森山由孝   
作品ジャンル:アニメ
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花蓮(プロフ) - shinox2さん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます!更新は遅いのですが、これからもよろしくお願いします!! (2018年4月3日 13時) (レス) id: 00d63b8144 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます!! (2018年4月2日 23時) (レス) id: c23d485c4b (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - カタミさん» ありがとうございます!これで良いのかなと思いながら書いているので、森山さんをカッコいいと言ってくださるのはとても嬉しいです。更新は遅くなってしまうのですが、頑張ります!! (2017年9月28日 21時) (レス) id: 00d63b8144 (このIDを非表示/違反報告)
カタミ(プロフ) - 初コメ失礼します!とっても面白いです!!森山先輩カッコいい……!!更新、楽しみにしてます!!頑張って下さい!! (2017年9月17日 21時) (レス) id: ebc33a095d (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - モナカさん» ありがとうございます!遅い更新で本当に申し訳がないです。出来る限り頑張ります! (2017年5月14日 2時) (レス) id: 00d63b8144 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蓮 | 作成日時:2017年3月19日 23時

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