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『コイツは将来、結馬や風春よりも強くなるかも知れんぞ。』
風春『当たり前だろ。ゲンちゃん。俺と伊吹の子どもだぜ?』
伊吹『それに、元といっても、日本代表だった方々に鍛えられてるんです。
ほんっとに皆さんバスケ馬鹿なんですから。
カゲちゃんの娘さんもトレーナーの素質有るみたいですし。
どこもバスケ馬鹿ばっかりですよ。2人とも女の子なのに。』
『まぁまぁ伊吹。そういうお前だってバスケ馬鹿だろ?』

瞳『もうっ!話してないで3on3やろうよ!
ゲンちゃんとカゲちゃんとマサちゃんとカッちゃんも!!
1人余るからパパ抜きで、私は結馬さんとチームになりたい!!』
伊吹『あらあら。今日は結馬さんがご指名みたいよ。頑張って。』
結馬『よっしゃ。愛する嫁と娘のために頑張りますかっと。』
風春『俺の嫁と娘だ!伊吹に振られたの根に持ってんなお前!?』
結馬『うっせぇよ、バーッカ。』

私の両親と結馬さん。
それに、ゲンちゃんとカゲちゃんとマサちゃんとカッちゃん。
私を見守り育ててくれた人たち。・・・私は、彼らが好きだった。
信頼していた。あの日々は、もう戻らない、あの日々は、

―――居心地がよくて、私は心の底から笑っていた。

そんなことを思い返しながらも、海常はどんどん勝ち進んでいく。
そして時は経ち、海常バスケ部は予選を突破した。
それは、夏にあるIH出場の切符を手にしたということ。

学校も何処かお祝いムードとなり、IH優勝も夢ではないと口々にいう。
けど、バスケ部の皆はそれに鼻高々になるわけでもなく、
一心不乱に練習を続けていた。昼食の時間も話題に出るのはバスケの話。
バスケ、バスケ、バスケ・・・また、昔のことと重なれば、目を細めた。

瞳「それで?皆は試合に出るの?」
早川「早川とお(れ)は、応援するッス!」
小堀「俺らはベンチ。笠松は準レギュラーみたいなものだよ。」
瞳「へぇ・・・楽しんでね。」

笑いつつ、弁当に手をつける。頑張ってねも見に行くからも言わない。
言ってしまえば、緊張してしまうだろうし、そのまま黙る。
けれど5人はそれに気づいているようで、笑みを深くした。

それに私は気づいていない振りをしつつ、
またバスケの話に戻る5人を見つめるのだった。

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設定タグ:黒バス , 森山由孝   
作品ジャンル:アニメ
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花蓮(プロフ) - shinox2さん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます!更新は遅いのですが、これからもよろしくお願いします!! (2018年4月3日 13時) (レス) id: 00d63b8144 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます!! (2018年4月2日 23時) (レス) id: c23d485c4b (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - カタミさん» ありがとうございます!これで良いのかなと思いながら書いているので、森山さんをカッコいいと言ってくださるのはとても嬉しいです。更新は遅くなってしまうのですが、頑張ります!! (2017年9月28日 21時) (レス) id: 00d63b8144 (このIDを非表示/違反報告)
カタミ(プロフ) - 初コメ失礼します!とっても面白いです!!森山先輩カッコいい……!!更新、楽しみにしてます!!頑張って下さい!! (2017年9月17日 21時) (レス) id: ebc33a095d (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - モナカさん» ありがとうございます!遅い更新で本当に申し訳がないです。出来る限り頑張ります! (2017年5月14日 2時) (レス) id: 00d63b8144 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蓮 | 作成日時:2017年3月19日 23時

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