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「昼になるとまたバスケ部のメンバーが昼食を食べに教室へとやってくる。
その顔は誰を見ても、にやついていた。それに顔が固まるのがわかる。

瞳「森山君もそうだけど、何喜んでいるの?
・・・私が行っても変わらないでしょう。悪いことはあっても良い事はない。」
早川「先輩が来てく(れ)たのが嬉しいんっス!」
瞳「私が男連れてきたって噂、立ってるでしょう?」

苦笑しつつ言うと、5人は固まった。
早川君だけは、固まった皆を見て固まったみたいだけど。

小堀「そういえば、そうだね!」
笠松「何かもう忘れてたわ・・・来てくれたことに、これまで懐かなかった野良猫が、
懐くようになった感覚でいたから、そういうのどっかいってたわ・・・。」
中村「皆さん聞いた瞬間固まってましたもんね。」
早川「なかむ(ら)もなー!」
森山「それよりも見た!?俺も少し出れたんだ!笠松もPGとして指揮を取って、」

今更ながらにワタワタとする5人に、思わず噴出す。呆れた。
何度も何度もこの人たちが何を思って接しているのだとか、裏があるんじゃないかとか、
・・・色々、いろいろ考えてきた。でもそれは杞憂だったようだ。

呆れた。本当に、呆れた。
笑いすぎて涙が出るほどには、呆れた。

森山「咲夜ちゃん?」
瞳「何かもう呆れた。・・・もういいや。それで?次の試合はいつ?」
森山「来てくれるの!?」
瞳「都合がついたらね。」

それからというもの、平日は何時ものように男を引っ掛け過ごし、
IH予選は父と行ったりだとか、結馬さんと里桜と美桜と行ったりだとか、
そんな感じで休日は過ごした。
休日の分、稼ぎは減ってしまったけど、バスケはそれだけ見る価値が合った。

観客席の手すりを、触って目を閉じる。
思い出すのは昔の光景。まだ私も幼くて両親は若くて、
私もバスケに明け暮れてた時の光景。
・・・それを思い出せば、手すりを強く掴むのだった。

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設定タグ:黒バス , 森山由孝   
作品ジャンル:アニメ
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花蓮(プロフ) - shinox2さん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます!更新は遅いのですが、これからもよろしくお願いします!! (2018年4月3日 13時) (レス) id: 00d63b8144 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます!! (2018年4月2日 23時) (レス) id: c23d485c4b (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - カタミさん» ありがとうございます!これで良いのかなと思いながら書いているので、森山さんをカッコいいと言ってくださるのはとても嬉しいです。更新は遅くなってしまうのですが、頑張ります!! (2017年9月28日 21時) (レス) id: 00d63b8144 (このIDを非表示/違反報告)
カタミ(プロフ) - 初コメ失礼します!とっても面白いです!!森山先輩カッコいい……!!更新、楽しみにしてます!!頑張って下さい!! (2017年9月17日 21時) (レス) id: ebc33a095d (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - モナカさん» ありがとうございます!遅い更新で本当に申し訳がないです。出来る限り頑張ります! (2017年5月14日 2時) (レス) id: 00d63b8144 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蓮 | 作成日時:2017年3月19日 23時

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