@my home ページ3
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風磨くんと電話していたら、両手のネイルが塗り終わっていた。
勝「電話、長すぎじゃない？」
勝利が、電話の向こうまで聞こえるくらいの大きな声で話しかけてきた。
電話のマイクを遠ざけて、勝利にしーっと注意する。
すると、勝利に携帯をさっと取られてしまった。
勝「今から晩御飯なんで、切りますね」
ぶつっと通話を切る音と共に、携帯を返される。
「も〜！風磨くんに申し訳ないじゃん！」
ぶつぶつと文句を言いながら、風磨くんにLINEする。
A突然切っちゃってごめんね
風磨スタンプ
風磨勝利と仲良すぎて嫉妬した
風磨嘘w
Aなんなの笑
風磨俺も夕飯だわ。またね
Aうん!またね〜
風磨くんと電話するの、楽しかったな。
勝「Aさん、明日誰とデートするか分かってる？」
「そんなの、分かってるよ！健人くん！」
勝「じゃあ、風磨くんに流されないで」
「あ」
そっか、私は流されてるのか。
別に悪いことじゃないけど、私の運命の相手は健人くんだ。
勝「分かったなら、よし」
勝利は反省した私に気づいて、頭をポンポンと撫でてくれた。
勝「晩御飯、食べよう！」
「うん！」
勝利と食べるご飯も、あと数回。
あっという間だったなー
聡「これから、だからね？これからがもっと大変なんだから」
マリ「Aちゃんの幸せを願ってるよ」
ご飯を食べている間に二人からそう言われる。
大変なこといっぱいあるけど、勝利、聡ちゃん、マリちゃんのためなら頑張るよ、
と心の中で返事をする。
・
お風呂から上がると、ミスト状の化粧水を振りかけられた。
マリ「これは、魔法。Aちゃんをきれいにする魔法なの」
マリちゃんはすっかり、魔法使いの気分らしい。
マリ「じゃあ足痩せのマッサージするから、寝転がって！」
「はーい、って痛い！マリちゃんまじでやめてっ」
マリ「綺麗になるためには、代償も必要なんだよ」
「えー！」
だけど、私から見るマリちゃんは、鬼美容家(笑)
明日に向けて、ワクワクが高まっていった。
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作者名：ぷぅ∞ | 作成日時：2018年7月28日 2時
