Meeting ページ1
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現在、ショッピングモールのフードコートにて、明日に控える健人くんとのデートの対策を練っています。
聡「まずは、健人くんとの距離感を詰めよう」
「どうやって？」
聡「心の距離もそうだけど、物理的に！」
「あー、歩く距離とか？」
聡「そう！座るときとかも肩が触れ合うくらいに！それで、話の途中にボディタッチしたり！」
「モテテクの定番中の定番じゃん」
聡「ボディタッチは効果的なの！男子はすぐ勘違いしちゃうんだから、ね？」
聡ちゃんは、勝利とマリちゃんに同意を求めた。
マリ「そうかな〜？僕は相手の目をきちんと見て、話を聞くのが良いと思うよ」
勝「俺は上目遣いされるときゅんとくるかな」
「へぇー」
天使たちの考えは女子の私には、分からない。
マリ「ここで、Aちゃんにミッションがあります！」
「ミッション？」
マリ「デート中に健人くんと手を繋いできてください！」
「手をつなぐ……え！無理だよ、いきなり！」
聡「無理じゃないよ」
「なんで」
勝「風磨くんとは手繋いだのに？」
「あ」
勝「あれは風磨くんが強引だったのもあるけど、手繋ぐ経験はしてるでしょ」
「そうだけど」
聡「そういう雰囲気になれば手は繋げるよ！だから距離感を詰めよう、って言ったの」
「うん」
聡「歩いてる時に手が触れて、それが手を繋ぐきっかけになれば、最高じゃない？きゅんきゅんしちゃう！」
勝「なんで、聡がきゅんきゅんしてんの(笑)」
聡「いいでしょ、別に。とにかく、そういうことだからね？Aさん」
「分かった」
渋々、そのミッションをやることにした。
マリ「Aちゃん良い子！」
「ありがと、マリちゃん」
作戦会議が一段落すると、マリちゃんが何かを思い出したようだ。
マリ「Aちゃん早く帰らなきゃ！」
「え、予定あったっけ？」
マリ「明日のために、Aちゃんにパックさせて、トリートメントさせて、ネイルもさせなきゃ！やることいっぱいあるから、帰ろ！」
「うわ、そんなに？」
マリ「明日のかわいいは、前日の夜から作るの！」
勝「なんか名言っぽい」
マリちゃんの目が闘志に燃えてきたので、急いで家に帰ることになった。
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作者名：ぷぅ∞ | 作成日時：2018年7月28日 2時
