薔薇色生徒会 (ページ34)

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34 Rose ページ34

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昼休み＿＿

聡「これあっちにおいといてくれる？俺これやるし」

『うん』

聡くんと本の入れ換えの手伝い。
人気がないのか、図書室に出入りするひとはごくわずか。
しばらくして手伝い終了

聡「ありがと、助かった」

『ううん！』

ふぅーと息をついて並べられた本をながめてたら…

『あ、あれみたことある』

本棚の5段目という高いところにある本。
背伸びをしてもとどかない

うーん、ジャンプするか。

とどくかな…そう思いながらその本をめがけてジャンプすると…
あ、見事にとれましたー

でもここで私のどんくささがでてくるんだよね。
またまた見事に足が滑りました。

『う、わっ』

聡「Aちゃん！」

視界がだんだん斜めに傾いた。

ガタンッッ！！

『いっっっ…たぁー、くない』

思いっきりつぶったまぶたをそっとあければ、
目の前には聡くんの顔。

『っ、、』

聡「っ＿＿＿＿」

今、私が聡くんの上にのっかっている状態。

『ごめ、、聡くん！』

聡「ううん！けがない？」

『なんとか』

まさか庇ってくれたなんて
急いで聡くんの上からおりようと体をおきあがせれば…

聡「Aちゃんって大胆だよね」

背中にまわされた聡くんの腕で起き上がれない。

『え、えとそ、、く』

なんで離してくれないの…？
そうすれば、いつの間にか聡くんの綺麗で可愛い顔が近づいてきて気づいた時にはもう唇が押し付けられていた。

…思考停止

？！！

とっさに離れようと顔だけを後ろにさげても聡くんの顔が迫ってきて、

ちゅ…ちゅ…

静かな図書室に甘いリップ音が響く。
噛むように何度も何度もキスしてくる

『ん…ん、っんぅっ』

聡「…」

離れて欲しくてなんとか目を開けても雄の顔をした聡くんがひたすらに迫ってくるだけ。

しばらくしてやっと離れてくれてハアハアと息が苦しい。

きっと私の顔は真っ赤

聡「…その顔、俺だけにみせてよA」

『なっ……』

とたんに大きくはねあがった鼓動。
これはきっと不意によびすてされたからで…

昼休み終了のチャイムがなる。
やっと離された腕。立ち上がって教室へいこうとしたら、

ちゅ＿＿

『？！』

不意打ちのキス

聡「いこ」

教室へ戻ってもそこからは授業なんて耳にはいらなかった。

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