薔薇色生徒会 (ページ35)

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35 Rose ページ35

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「…い」

「…おい」

「おい」

『は！！！』

勝「早くたてよ」

『あ、ごめん』

ぼーっとしてた

いつの間にか授業が終わってて急いで立つ。
せっかくの授業をむだにしてしまった…

「礼ー」

「ありがとうございましたー」

『ありがとう勝利くん』

挨拶が終わったあと、後ろの席の勝利くんにお礼を言う。勝利くんみたいに私は良い奴だからね←

勝「さっきからぼーっとしすぎ」

そう言いながらそう言いながら何故か自分のカバンを持つ勝利くん。

『え、まだ次の時間もあるよ？』

そこまで私ぼーっとしてないから！！

勝「うん」

『いや、なんで帰ろうとしてるの？！』

勝「ダルいし」

いやいやいやあと、1時間だけじゃない！
すると勝利くんははあー、とため息をついて

勝「まだ生徒手帳読んでないの？」

え…読んでない(笑)

勝「生徒会は遅刻OK、サボりOK、いっとっくけど、先生より俺らのほうが立場上だから」

今さらだけど、

生徒会ってすごい
私すごいとこに入ったな…

勝「行くぞ」

『どこに？』

勝「サボり」

『え、私まだ授業受け…』

勝「早く、命令」

『～～～～！』

結局、負けて2人で何故か屋上へ。
屋上へいくと、風が心地くて涼しくて気持ちいい。

『でもなんで屋上？』

地面に腰をおろした勝利くんに問う。
私は勝利くんの隣に三角座りする

勝「放課後生徒会あるし」

あ、そっか。
でもそれなら、授業中に寝てるだけでよかったんじゃ…

あぁ、これで人生初めてサボってしまった。
勉強もついていくのに必死なのに

勝「…教えてやるよ」

『…？』

な、なにを？

勝「勉強」

『勉強…？』

聞き間違いかな？？
勝利くんがそんな優しいこと言うなんておかしいもん

『本当…？』

勝「だからそう言ってんじゃん」

うそ…

『あ、ありがとう！勝利くん！』

勝「別に」

勝利くんの口からそんなことがきけるなんて！！
神様、これは騙されてないですよね？！

勝「生徒会のやつが頭悪かったら生徒会のイメージ悪くなるし」

………。

いや、ね
わかってましたよ？

そりゃね、生徒会のためですよね

私のためなんて1mmも思ってないよね(笑)

でもなんでだろう……

こころのどこかですごく嬉しいって思ってる自分がいるのは

気にしないようにしよう。

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