薔薇色生徒会 (ページ8)

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8 Rose ページ8

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やばいやばい！どうしよう！？？

せめてでも萌についてきてもらえばよかった
血の気がさーっとひいていく。

…オワタ＼(^o^)／
ってこういう時に使うのね

さよなら、私の楽しい平和な高校生活。

「なにかようかな？」

いわゆるイケメンスマイルを見せてきたのは生徒会長の中島健人。(呼び捨て)

『あ、えと……や、』

「や？」

『山田先生がマリウスくんを
職員室に呼んできてっていわれて…』

「え、僕？」

「そういやマリは転校生だもんね」

「Aもだよね」

『あ、はい』

今すぐこの場から逃げ出したい

普通女子なら、キャーとかやばい！囲まれてる！
なんて思うんだろうけど、私にとっては本当に地獄でしかない…

『では、私はこれで…(笑)』

菊池先輩という人をよけて、
萌の待っている教室へ今すぐ逃げたかった。
顔を出来るだけ見ないように、俯きながらその場を離れる。

「さっきの話きいてた？」

なんて後ろから聞こえる生徒会長の声に無視するわけも行かず振り返る。
その笑顔、めっちゃこわいです

『え、なんの話ですか？』

「盗み聞きしてたんじゃねーの？」

おい、ちょっと黙れ菊池風磨(呼び捨て)

『何のことですか…？』

「まぁ聞いていないならいいんだ」

『では、失礼しました』

「「「「「……」」」」」

気持ち悪いくらいの笑顔をみせて生徒会室からでる。

一刻も早くこの場所から、彼らから離れたくて生徒会室から離れて萌の待っている教室へ足を進める。

後ろからすごい視線感じるし…

マリウスくんがありがとねー！なんていってきたからもう一度ふりかえってお辞儀をした。

角をまがったところで音をたてないように全力疾走。

いやー、怖かった。

なんとか萌の元へいき、今までのことを話しても、

家に帰っても胸の奥にある悪い予感が

消えることはなかった。

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