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13 Rose ページ13






そして恐れていた生徒会のある放課後





『あぁやだ、いきたくないよぅ』

「もうかける言葉もないわ(笑)」





男子に興味ないんだったら萌もいるじゃない




「ほら、ついたよ生徒会室。」



ああーーーーー



『萌ぇ〜〜(泣)』

「もう!週末カフェいこ!おごったる」

『まじですか萌さん』




萌に一旦しばかれて、別れてやっとのおもいで重く感じる生徒会室のドアをあける。






「あ、きた」

『え?…生徒会長だけですか?』




中には大きなソファーに座って資料かなんかを見ている生徒会長だけ。


いい忘れてたけど、生徒会室って会議室みたいに机が並べられているだけじゃなくて、大きなソファーや冷蔵庫、テレビまでおいてある。エアコンもお湯をわかすポットも完璧。
あとキッチンとお風呂とかあったらすめるよこれ(笑)




「ああ、うん。菊池はいつも遅れてくるから(笑)
あとの3人とは一緒じゃなかったの?」

『友達とそこまできたので、知りませんね』

「そっか、てか生徒会長って呼び方やめて何かかたぐるしい(笑)」

『じゃあ中島先輩?』

「健人でいいよ」

『いや、さすがに先輩なので健人先輩で』

「まぁーいいや(笑)いいよ健人先輩で」





健人先輩のむかいのソファーに座る。
まだ皆来てないし、何したら…




「A…」

『え、はい』



急に初めてよびすてで呼ばれたから驚く。



「ってよんでいい?」

『あ、はい』



いやなにその間は。健人先輩がニコニコして自分が座っていたソファーの空いているところを片手でぽんっと叩いてくる。

来てってこと?
言うことはきかなければいけないという佐藤勝利の言葉を思い出して、立ち上がって健人先輩の隣へ座る。

何だろう無駄に緊張する。生徒会室にはいるときとはちょっと違う。




「Aってさ、彼氏いるの?」

『いないですよ』

「へぇー、じゃー俺が立候補しちゃおっかなー」

『は』

「Aってクール(笑)」

『人と話すのが苦手なだけですよ』

「やっぱり?(笑)」



他の女の子とは違うなーなんて、
ほら何かを見透かすようなその目。
ほかの4人とは何かが違う

健人先輩はきっと察しがいい。

いつかこの人といると調子が狂いそうだ。

いつも笑顔で女子を虜にする
だからこそ裏がすごく怖い。



完璧な生徒会長であり

黒王子。







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作品ジャンル:恋愛
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ヒヨリ - お話最高です!ふまたんと結ばれますよーに... (2018年8月2日 13時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うぉる。 | 作成日時:2017年2月20日 18時

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