薔薇色生徒会

12 Rose ページ12

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「よし、じゃあなにか生徒会のことについて説明するけど今のところ質問は？」

『なんで私が生徒会に選ばれたのか、』




それ、きく？なんていう顔をする生徒会長。




「じゃあなんでAは生徒会に入りたくなかったの？」




質問を質問でかえさないでよ佐藤勝利
もちろん関わりたくないから、



『なんで答えなきゃいけないんですか』

「その答えが、俺達の答えだよ」



は？どういうこと？



『私が昨日来た時には決まってたじゃないですかもう』

「今思いっきり昨日聞いてましたよって言ってるようなんもんだよ今の言葉」



あ、やらかした
これでもうやっちゃったなって顔してみてくるのやめて佐藤勝利。

でも待って
私が関わりたくないから入れたってこと？面白がるために？



「あ、多分今考えてるのあるかもしれないけど、ちょっと違う(笑)」

『？』

「昨日話きいてたなら分かるよ」

「Aちゃんみたいな子がいてよかったね！！」




てことは、つまり？




「俺らに関わりたくないからこそ下心あるやつじゃなくてお前にしたんだよ」




私は嫌だもん。最低最悪なこの人達となんて




「まぁ生徒会に入ったら内申いいしね！」






あ、そっか！！と思った私を誰かしばいてください。





「てことで放課後、集まりと明日集会でお前全校生徒のまえで挨拶するから」

『は？！』

「菊池それ俺がいうこと笑」

「拒否権なーし」

『なんで？！』

「生徒手帳みてないの？」

『へ？』

「みとけよ」





そう言われ制服のうちポケットにあるピンクでローズのシルエットがかかれた生徒手帳を取り出し中身をみる。





「【第4章 生徒会、第18条 生徒会にあとから入ってきたもの、または推薦であるものは会長、副会長等のいうことに従うものとする】」

「すごーい見ずに勝利くん全部覚えてる！」






何よそれ…そんなルール知らないし





「まぁ破ったらどうなるかな？」

『……っ』

「あと、そのピンクの生徒手帳、生徒会専用の色だから^^」




え、あれ？

最初からわたされたときからこれだった…。






(理事長…まさか…)







私は、とんでもない学校に転校してきてしまったようです。






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