検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:60,007 hit

37 ページ37

.



既に到着していたメンバーに、初参加のAさんと俺とで名刺交換をして挨拶をする。

今日は病欠のユンギヒョンの代わりにと伝えると、男性も女性も決まって”すごく綺麗な方ですね”と言った。


当たり前だ。Aさんだもん。


しかしやっぱり男性に言われているところを見るといい気分ではない。



そして初めましての方もいたので、俺もその人たちと名刺交換をして挨拶。
どうやら今日の打合せは、この企画について各々進めていた打合せの総括をする日らしい。


そうか、だから今日はこんなに人が多いのか。

俺も少し緊張している。一方Aさんの表情を見ると、一見穏やかに見えるけど少し肩に力が入っているようにも。


Aさんを観察しすぎてだんだん内心まで察せれるようになってきた。俺コワ。





「こんにちは〜。はあ〜、風強いですね!」




続々と今日の打合せメンバーが到着する中、一際明るい声で会議室に入ってきた人がいた。

どこかで聞き覚えのある声。

その声に振り返れば、今Aさんが一番会いたくないであろう人物。

そして咄嗟にAさんの背中に手を添えていた。




「?、ジョングクくん?」




「…あれ?うちの会社のメンバーもいるじゃないですか」



「そうなんですよ。ユンギさんに連絡したんですけど、今日ユンギさん病欠だったようで…」




その声の主は俺と目が合うと今日の打合せの主催者にそう言った。

どうやら主催者はユンギヒョンのパソコンに個別にメールを入れていたようだが、言う通りユンギヒョンは入院中だ。




「え、ユンギ病欠なんですか?じゃあ変わりは…あ、」



「…!」




Aさんは俺が背中に手を添えたことに驚きつつ、
ユンギヒョンの会話をしているのがAさんの耳にも聞こえたのか、身体ごとそちらに振り返った。






.

38→←36



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
218人がお気に入り
設定タグ:BTS , JUNGKOOK , ジョングク
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:SLY | 作成日時:2019年5月23日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。