147章、静かな眠り ページ50
彼女は走る釘崎と伏黒の元へ
ボロボロの伏黒が彼女の登場に目を開けた。
「お、戻ったか……良かった無事で」
「死んでるかと思ったよ……伏黒くん」
「宿儺の指持って寝こけるなよ危ねぇな」
釘崎がため息混じりにそう言うと、伏黒は首を傾げる。
「なんで知って……虎杖か?」
「それ聞く余裕ある?」
「ねぇ……」
無事な伏黒と釘崎の姿に笑う
彼女……
彼女の姿に伏黒は言った。
「……なんかあったか?」
「無いよ……ただふたりが無事で嬉しいの」
彼女の言葉に釘崎が彼女に抱きつく。
「さっきも言ったけど、私達よ?当たり前でしょ!」
「そうだね」
伏黒は頭をかきながら、宿儺の指を差し出した。
「とりあえず、新田さんに連絡して、応急で封印して貰わねえと…呪霊が寄る」
「虎杖……お前が1番元気そうだ持ってろ……くれぐれも食べるなよ……」
「わかった、」
そう宿儺の指を持った瞬間だ彼女の中で胸騒ぎがした。
時は既に遅く宿儺が指を飲み込んだ。
「あ、」
「飲むなって言ったろ!?お前の容量はわかんないんだぞ?!」
「私じゃなくて宿儺くんだから…食べたの」
「何ともないか?!」
伏黒と釘崎が心配そうに彼女の肩を揺らすと
彼女は宿儺の口を見つめる。
「本当に意地悪なんだから……」
「とりあえず、何とも無いよ!」
彼女の返しに伏黒はすぐに立ち上がると
彼女の額に触れる。
「嘘だな……熱あるだろ」
「ちょっと?!それ本当に」
「力の使いすぎだな」
「うっ……」
彼女は目を逸らし離れようとする。
伏黒はすぐに彼女を自身の方へ引き寄せた。
「っ?!伏黒くん」
「釘崎……悪いが新田さんに連絡してくれ、」
「わかったわ」
彼女はそののままボロボロの伏黒に抱えられ
怒り狂い合流した新田の車に乗せられる。
「っ、ふ、伏黒くん私大丈夫」
「嘘つくな……寝てろ」
「それは、伏黒も」
「あ゛?」
「…………すみません」
そして、静かに目を閉じるのだった。
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雨霧(プロフ) - ミツさん» あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします♡ (1月6日 20時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - 明けまして、おめでとうございます!今年もよろしくお願いします!今年の更新、ありがとう・:*+.\(( °ω° ))/.:+伏黒がとうとう、ヒロインちゃんのこと意識して良かった(^o^)五条先生もヒロインちゃんLOVEなので、これからが楽しみ(⌒▽⌒)更新、楽しみに待ってます! (1月6日 20時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - プスメラウィッチさん» ありがとうござます!今まとめてあげるために書いてますのでお待ちを!! (1月4日 20時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 続きの更新頑張って下さいね😆応援しています。 (1月4日 9時) (レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - うさぎさん» なんと?!ありがとうございます( ´◔‸◔`) (12月16日 9時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨霧 | 作成日時:2023年11月25日 12時