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131章、彼岸を渡る ページ34

夜になり、悠里は新田を説得させ、

釘崎伏黒と共に
八十八橋の下までやってくる。

禍々しい雰囲気とあの少年院での出来事を思い出しながら
悠里は伏黒の方を振り返った。
伏黒は静かに下を向いているだけだが、
釘崎がため息を吐きながら、彼に言う。

「あんたは自分の事話さなすぎなのよ」

その言葉に伏黒は釘崎と悠里に申し訳なさそうにこう呟いた。

「津美紀は寝たきりなんだ……この八十八橋の呪いは被術者の前だけに現れる本人が申告出来ない以上いつ呪いに殺されるか分からない」

「だから今すぐ祓いたい」

伏黒の話に悠里と釘崎は笑う。

「はじめからそういえばいいのにね!」

「はいはい、わかったわかった
とっとと終わらせるわよ」

この呪いの発動条件は
恐らく夜、橋の下に行き
下にある川を渡ること……
川などの境界を跨ぐ彼岸を渡る行為は
呪術的意味では大きな意味を持つからだ。
彼等が一斉に足を進めた瞬間
場所はガラリと変わり、
やそこは未完成な領域が拡がっていた。
岩にはモグラのような呪霊が埋まっている。

「祓いがありそうね!」

釘崎が不敵に笑えば、
悠里は何かに気づきすぐに後ろに立つ禍々しい気配に話しかけた。

「あなたも狙ってるの?」

「なんだァ?先客かぁ?」

釘崎、伏黒も声と気配に気づき驚く。
そこには、人間の顔が頭に浮かんだ。
口の大きな呪霊がたっていた。

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設定タグ:成り代わり , 呪術廻戦 , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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雨霧(プロフ) - ミツさん» あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします♡ (1月6日 20時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - 明けまして、おめでとうございます!今年もよろしくお願いします!今年の更新、ありがとう・:*+.\(( °ω° ))/.:+伏黒がとうとう、ヒロインちゃんのこと意識して良かった(^o^)五条先生もヒロインちゃんLOVEなので、これからが楽しみ(⌒▽⌒)更新、楽しみに待ってます! (1月6日 20時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - プスメラウィッチさん» ありがとうござます!今まとめてあげるために書いてますのでお待ちを!! (1月4日 20時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 続きの更新頑張って下さいね😆応援しています。 (1月4日 9時) (レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - うさぎさん» なんと?!ありがとうございます( ´◔‸◔`) (12月16日 9時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨霧 | 作成日時:2023年11月25日 12時

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