71章、姫の加護を持つ男 ページ24
彼の返しに攻撃にツギハギも負けじと返していく。だが、その呪いと七海の相性は実に最悪と
いえた。
着地したところにある異形の顔から涙が流れた。
酷く胸糞悪い状況にも内心怒りを感じている。
「あーあごめんごめんいっぱい練習したからさ……大きさ変えてもすぐ死ぬことはないけど脳?意識?の方はまだ制度が悪くてさ?」
「そうやって魂の汗が滲み出ることがあるんだ気にせず続けよう」
呪いの言葉に異形の涙を拭き取り七海が言った。
「気にしてません……仕事に私情は持ち込まない主義なんで」
「ブハッ!嘘が下手!魂が揺らいでいるよ!!えーっと、あんた何級?」
「1級」
「なるほど!強いわけだ!俺は運がいいね!
…………感謝するよ!!」
七海の言葉に呪いは一瞬に詰め寄り
彼の腹に手が触れた
が、その時だ。何かがそれを邪魔した。
その力に呪いは弾かれた手を見て笑う。
弾かれた……なるほど
悠里君はやっぱり最高だ。
「なんだよ……あんた姫の加護持ちか!」
「姫とは誰だかわかりませんがが…どうやらその方には感謝しなければなりませんね…」
「そうさ!
じゃなきゃ、逃げてる間にもっと傷つけら れてるもんね……さすが俺たちのお姫様だ」
「でも、まあ!姫の加護もなければ、呪術師は呪力で身体を守ることはできても魂を守ることはしてきてない。
」
「それができるのは魂を知覚する。
これができなきゃ話にならない。」
「でも多少は無意識に魂を呪力でおおってるようだね?」
「ムカつくなあ……なんで姫は君に加護を与えたんだろうね?けど……あと二三回触れて人間辞めさせてあげる!!」
「それに姫は返して貰わないとだしね?」
呪力の高まり、速さ全てが強くなる中で
七海はネクタイを解いた。
「ここからは時間外労働です」
そして、加護を与えた姫は
その呪力を感じ不敵に笑う。
「さて、簡単には殺らせてあげないよ?呪いさん?」
388人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雨霧(プロフ) - ミツさん» 素敵なコメントありがとうございますじゃんじゃん頑張りますのでお楽しみに( *˙ω˙*)و グッ! (10月23日 16時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - ありがとう!!沢山の更新があって、私は嬉しさと涙でいっぱいでっす( ; ; )七海さん、かっこいいでっす(≧∇≦)順平、真人も出てきたので、物語が面白くなります(^^)雨霧様のオリジナルは素晴らしいので何度も読み返してしまいます(^^)いつも楽しみに待ってます! (10月23日 14時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - プスメラウィッチさん» わあ!!嬉しい頑張ります (10月20日 11時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 雨霧さん、初めまして、続き頑張って下さい😆応援しています。 (10月20日 10時) (レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます😭頑張ります (10月11日 8時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雨霧 | 作成日時:2023年10月11日 5時