検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:39,486 hit

2話 ページ2

「晋助様あ、この娘、一体何なんスか?」


鬼兵隊の紅一点、来島また子が不快そうな表情で言った。

高杉のそばには小さな子供。小学校の低学年ぐらいの年に見える。
子供は遠慮なく殺気立つまた子に怯えていた。


「人質、とでも言っておこうか?」


高杉が小さな子供を引き寄せて怪しく笑うと、

「晋助!」

万斉の声が響いた。
子供も釣られて「あっ!」と声を上げる。


「子供になんてこと言うでござるか、しかも女の子に。ヒドイでござる」


よしよしとしゃがんで子供の頭を撫でる彼の姿はお父さん__
いや、ぱぱそのものだった。

完全にデレデレなのである。


「また子に自分のこと紹介するでござる〜」

「うんっ!」


子供は万斉の呼びかけに元気よく頷くと、くるりとカラダを反転させてまた子に向き直った。


「私は草刈Aです。好きな食べ物は…いちご!よろしくね、お姉ちゃん」


眩しいくらいの笑顔。また子の胸はピンクの矢が射貫いた。
歳からしても、このくらいの女の子には胸キュンを覚えてしまう。


「へえ〜、いちごっスかあ。今度一緒に食べよっス」

「約束だよ! 指切りげんまん、嘘ついたらハリセンボンのーます」

「指切った」

そんな二人はまるで姉妹のよう。いつもはピリピリしている鬼兵隊が和み始めているのを高杉は感じた。

3話→←1話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (81 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
67人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 鬼兵隊 , またにゃん   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

やみちゃん - えっと…次は新撰組で。《お願いします!!》あれ?新撰組ってこんな字だったけ? (2017年1月21日 16時) (レス) id: 6c8fadd631 (このIDを非表示/違反報告)
またにゃん(プロフ) - 夕立さん» それは後ほどわかりますよ( ̄∇ ̄) (2015年3月20日 0時) (レス) id: 2f8f3381b1 (このIDを非表示/違反報告)
夕立(プロフ) - ちょっと質問なんですが、「三つ編みの青年」は、なんで夢主ちゃん(君)の名前が分かったんでしょうか? (2015年3月18日 20時) (レス) id: 56ebc22c63 (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - お願いしますね (2015年2月13日 20時) (レス) id: b0b2bf0968 (このIDを非表示/違反報告)
またにゃん(プロフ) - みんみんさん» いいんですか!(*゚▽゚)ノ是非なりましょう!(笑) (2015年2月13日 18時) (レス) id: 2f8f3381b1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:またにゃん | 作者ホームページ:   
作成日時:2014年12月24日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。