二十五話 ページ26
「って言うか、高杉はこのこと知ってんの?」
「いや、全く知らない。ドントノウでござうもさもさ」
プリンを頬張る河上を横目に、私は小さい見知らぬ町を窓から見つめた。
「ふうん、この部屋に勝手に入ったりしないの?」
「昔イライラしてる時に晋助がたまたま入ってきちゃって弦でぐるぐる巻にしたら入ってこなくなった。晋助アレでも怖がっているんでござろう」
警戒が多少薄れてきた私は河上に何度も質問をした。
案外、鬼兵隊も真選組と同じくバカなのかもしれない。
「でも高杉絶対サドだよねえ〜。マジ怖いんだけどあの人」
「えっ、Aマゾじゃないの?」
「どんな思考したらそうなるんだっ!訓練はしてるけど好きじゃないよ…」
痛いし…。
副長に訓練された時は死のうと思った、割と本気で。
高杉なんて副長と同じぐらいなんだもん、もしかしたら副長以上。あんなことやこんなことやそんなことは勿論しないが。
「お腹空いた…」
「うむ、拙者も」
「お前が今持っている物を言ってみろ」
_
「河上万斉と!」
「Aの!」
「「楽しいお料理教室〜!!」」
「じゃねーよォオオオ!!」
力いっぱい河上の頬を殴ると、河上は畳の上をズシャーッと滑っていった。
「なんで!?なんで私がお前と料理!?なんでどっちもボケ!?誰がツッコむんだよ!こんなの若林がいない春日と同じなんだよ!つまり面白くねーんだよっ!」
「拙者をツッコませるなんて林家ペーに有名人の誕生日を覚えるなって言うのと同じでござる」
「じゃあ絶対無理じゃねーか!!」
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スカピイース - 続きを求むでござうもさもさ!!!まじで! (5月13日 3時) (レス) @page32 id: 57544f6bb8 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 面白かったです!!!!続き下さい (2022年2月28日 11時) (レス) @page32 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
ピース(プロフ) - 最期が分かりませんでした。 (2017年12月1日 17時) (レス) id: fa425b4f2d (このIDを非表示/違反報告)
坂本優希 - ヤダ焦らしプレイですか?ノれないですね。人生は何事もノリとリズムですよ!(何 を 言 っ て い る ?) (2017年11月25日 21時) (レス) id: fd426a3898 (このIDを非表示/違反報告)
きき - 終わりッスか!? (2017年8月15日 12時) (レス) id: 0633731848 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:またにゃん | 作者ホームページ:
作成日時:2014年4月17日 22時